登山医学会に参加した

週末は登山医学会の学術集会に参加してきました。
日本登山医学会は日本で唯一の登山医学に関する専門家団体です。その専門家たちが年1回集って、あーだこーだやりあう会です。楽しそうでしょ。



僕は大学院で低酸素症の研究をしているので、少しだけ研究内容を紹介。
高山病の中でも脳の浮腫は命に関わる病態です。一般的に高山病を防ぐためには事前に高所に登る「高所順応」が有効だと言われているけど、「高所順応」と「脳浮腫」の関係はよくわかっていません。
と言う事で、「高所順応」させると浮腫を予防できるかどうかを調べる実験をしています。

で、学会ではその研究の一部を発表しました。
初めての英語発表だったけど、練習できるので日本語と大して変わりませんでした。ただし質疑応答は…。

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とまあ、自分の発表はおいといて、それよりも認定山岳医が山岳医療向上に貢献できるよう色々と奔走する方がメインという感じ。
登山医学の研究者として、また山岳医療従事者として、偉い人たちに顔と名前を憶えてもらおうと拙い英語で頑張りました。
用意した名刺も全て配り切り、やれることは全部やったかなって気分です。

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色々な側面があるのではっきりしたことは言えませんが、総合的に考えれば日本の山岳医療はヨーロッパ諸国と比べると遅れていると言わざるを得ません。
警察や消防や医者や救命士や山岳ガイドや遭対協や日山ス協や自治体、そして全ての登山者が、山岳医療を向上させたいと思っているでしょう。その中心的役割を担うのが日本登山医学会であり認定山岳医なんだと思います。

30年後、世界中の登山者・クライマー・スキーヤー・遡行者(?)が日本を訪れ「日本の山は超クールだぜ!」と遊びまわる日が来ると信じています。
頂上は遠いけど、一歩一歩登っていけば必ずたどり着く。
まずは目の前のことを一生懸命に。

ってことで、今週末はなぜか「高」気圧学会で発表です。
何を喋ればいいんだー…

青鬼春の肉祭り、トップガン(5.13a)とか烈風(5.12c)とか

週末は「青鬼春の肉祭り」でした。

祭りは夕方からなので昼はカサメリへ。
中途半端になっていた「トップガン」(5.13a)は無事にRP。核心はランジではなくて発射態勢に入るところでしょう。
ボルダー2級+3級って感じなので、こういうのが得意な人にとっては本当にお買い得な5.13ですね。

チッペはNDD(5.12c)にトライ。ムーブは解決するもRPには至らず。
僕も触ったけど、下部のトラバース以外はそれほど難しくないので、次回RPできそうな気がします。

さ、そして祭り。



伝統的に青鬼の宴会では塊肉(座布団サイズ)を吊るすことになっているのですが、今回はなぜか高級肉の細切れ(3kg以内)が続々と登場。青鬼も成長している証でしょうか(退化している証でしょうか)。

主催者の頑張りによって楽しい宴になりました。
やっぱり焚火を囲んでワイワイやるのは最高に楽しい!
結局25時ぐらいまで騒いでいた気がします。

翌日はストリームサイドエリアへ。

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全然クライミングなんてこれっぽっちもやってないリッキーが5.12aをバンバン一撃するから、ついかっとなって烈風(5.12c)を登った。
本当はまったり昼寝でもしながら5.11あたりでお茶を濁すつもりだったのに。まったくもう。

クライミングを始めた当初からクライミングにおける着眼点に違いがあった僕とリッキーだけど、そのまま10年間の経験を積み重ねるとこんなに能力が異なってくるんだね。
僕も少しはリッキーを見習って足のこととか考えよう。
と、思ったけど昨日もジムでキャンパした。やっぱり目指せフィジモン。クライミングはパワーだ。

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二日酔いを引きずりつつも頑張って夕方まで登って、風呂入って、飯食って、帰宅。
秋の瑞牆の緊張感のあるクライミングもいいけど、春の小川山の賑やかなクライミングもいい!

さーて、これから1年半はフリーに集中!どこまで行けるか!
おらっちガンバ!

劔尾根R4と小川山

剣尾根R4〜劔尾根上半部〜早月尾根を24時間以内っていうスペシャルな計画で準備していたものの実力足りず、R4だけで下山しました。

前の週に早月尾根から本峰を偵察。
2日の夜に富山まで移動。
3日は馬場島で徒渉の確認と準備。



馬場島はちょうど桜が満開で地元の人たちがバーベーキュー。いい雰囲気。

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全装備を持って登攀になるし、スピード勝負の計画なので軽量化が大切。
ビバークはしない予定なのでツェルトだけ持って35Lと20Lに納めた。

出発は4日の21時。
明るいうちに徒渉の確認はしていたので問題なく通過し、あとは雪で埋まったゴルジュをひたすら詰める。

二俣到着が24時過ぎ。
テント3張り。

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荷物が軽いので予想より速い。
8時にR4を終え、12時に山頂を目指したい。このペースなら行けそうだ。

トレースに従って左俣を詰める。雪は締まっていて歩きやすい。
この時間にアプローチするのは良い戦略だ。

2時頃2700m。明らかに登り過ぎ。
月も沈み、壁の様子がよくわからない。右往左往しながら取り付きを探すものの確信が持てず。
しょうがないので明るくなるまで仮眠。

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これまで参考にしてきた写真よりも氷が細く、暗い中では判別できないのも無理がない。
ベルグラの薄さと氷の細さから本当に登れるか心配したけど、時間をかければ登れないことはないでしょう。この時点で計画していた美しいラインのワンデイ走破は難しそうだと感じつつ、とりあえず登攀開始。5時。

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チムニーっぽい立体的なクライミングやバランシーなベルグラやバーチカルアイスとか色々出てきて楽しい。どれもそんなに難しくはなくて、かと言って飽きちゃうほど易しくもなく、終始快適。
残置も要所にあるけど、アイスと岩でピッチは適当に切れる。同時登攀なんかも交えつつ、5ピッチぐらいでドームへ。

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しかし頂上を目指すには遅過ぎた。すでに10時。雪が腐った状態で自分たちにとっては未知の劔上半部から本邦は危険と判断。ビバーク装備もほとんど無いのでこのまま気温が上がり切る前に下山することに決定。
残念だけど、実力も計画も準備も中途半端だった。

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反省は色々あって、チッペとも話し合った。
ここに書けるほど単純ではないけど、僕たちに欠けている部分がしっかりと山に反映されてしまったように思う。このラインは必ずリベンジします。

腐った雪渓をボソボソと降りていると、王子とリヒト組が登ってきた。
こんな暑い中、よく登るよ…。夜のアプローチおすすめ。

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彼らはR4から劔上半部を継続したらしい。
強いなあ。僕たちも頑張ろう。
14時頃馬場島着。17時間行動。

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徹夜で行動した後の長距離ドライブは危険なので富山周辺の車中泊スポットを検索。
こうして見つけた滑川の道の駅が最高。全国からキャンピングカーが集まっていて、テントもちらほら。富山湾の防波堤に面していて、釣りとかBBQとか楽しむ人たちで賑わってました。
僕たちも防波堤に腰掛けて、ギター弾きながら晩酌。振りかえると劔。

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5日は小川山に移動。
トポも無いので適当に登れそうな屋根岩3峰へ。
そしたら池田山とミキティに会った。
で、チッペのダッチオーブン豚肉塊を振る舞ったら、翌日にイチボローストビーフを御馳走してくれた。値段的には10倍違う。

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肉部の部員としてそれなりに肉は食べてきたつもりだけど、今まで食べたことのあるローストビーフの中で一番美味しかった。本当に素晴らしい。これならミートスライサー購入も頷ける。

と言うことで、肉部活動がんばります。

一応、小川山の成果。
不如帰(5.12b): 2RP 
都忘れ(5.12a): 2RP
松虫草(5.11a): OS
ピットタッチ(5.10c): OS
イングリット(5.10c): FL
オードリー(5.10b): FL
Love or Nothin'(5.10a): OS
ブリジット(5.9+): OS
マリリン(5.9): OS

鹿島槍東尾根を登った


先週末はずっと行きたかった鹿島槍東尾根に行きました。
山岳部の顧問と後輩を連れて。

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カモシカさんと挨拶したり、(チッペが)雷に打たれたりと、なかなかエキサイティングな初日。天気が悪くて予定よりも進めず、しょうがないので斜面を掘って幕営。
軽量化とか言いながらなんか豪華な夕食でした。

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翌日は最高の天気!
明るくなる前に歩き始めたら、間違えて第0岩峰を登ってしまった。ハングしたチムニーで、ザックがあると登れないので又下にぶら下げて登攀。チムニーを抜けると激藪。
そんなことしてたら本当の岩峰で渋滞に巻き込まれてしまいました。

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暖かいし、眺めも良いのでのんびり待ちます。

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岩峰を超えて雪稜を歩くと北峰頂上。
頂上稜線はしっかり強風。長居は無用、南峰へ。

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すでに昼過ぎで沢下山は危険。
赤岩尾根まで進みます。しかし、赤岩尾根とりつきのトラバースがけっこう嫌らしい。
尾根の途中から右側の沢に降りて一気に下山。
それでも13時間行動になりました。

後輩たちにとっては印象深い登山だったんじゃないかな。

栂池でバックカントリースキー

用事があって土曜日しか出かけられないのでスキーでお散歩をしてきました。
栂池高原スキー場をベースとしたバックカントリーコースの中で最も入門的なルートの1つである白馬乗鞍往復に挑戦しました。

このエリアに来るのは初めてなので普段の様子は知らないですが、激混み。
ゴンドラ待ちの半分以上はザックを背負っています。アイスクライミングも最近人気が出てきましたが、BCスキーはそれよりも遥かに人口が多そうです。

天気も最高。
汗ばむ陽気。
五竜や鹿島槍の眺めが素晴らしい。



ただただトレースを辿っていくと白馬乗鞍の山頂にたどり着きました。

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自分の力で登ったとは言えないけど、それでも山頂は気持ちが良いものです。

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ここまではアンダーシャツだけで登ってきたけど、さすがに山頂付近は風があって寒い。
ささっと支度をしていざ滑降!

パウダーいただき!
って思ったら、すでにけっこう重い。足を取られて転んじゃいました。

標高を落とすと地獄の湿雪。
ほぼ真下に落とさないと僕の実力ではまともにターンができない。練習あるのみですね。
昼過ぎには駐車場に戻ってきました。残りの時間はゲレンデで。
圧雪されたゲレンデはいい感じにザラメで滑りやすかったです。
久しぶりにパークで飛んだりして「絶対スキーも上手くなりたい!」と再認識。クライミングと同じぐらいスキーが滑れるようになればさぞかし楽しいだろうなぁ、と思うのです。

帰る予定だったけど、翌日も10時ぐらいまでは滑る時間があったので急遽泊まることに。
屋根が真っ赤な素敵なホテルに泊まりました。
バイキングも思ったよりも混んでないし美味しくて満足(夜も朝も一番に並んだけど)。

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翌日はコルチナスキー場。
ガリガリで終わってました。修行だと思って2時間頑張って帰宅。

さて、来週からはアイスではなくて歩き系の山にシフトしていきます。
春はなんだかワクワクする季節ですね!
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いつも笑顔のペコマです!

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