錫杖で「見張り塔からずっと」と「黄道光」を登った

久しぶりに錫杖で登ってきました。
クライミングの内容については「尾根のむこう」
にUPしたので、そちらをご覧下さい☆

「見張り塔からずっと」は錫杖山頂に立つことができ、この岩場の概念を知るのに最高のルート。
「黄道光」は垂壁、クラック、ハングの総合力が試される好ルート。

P9200064.jpg
※写真は山頂のチッペ

2つの異なるタイプのクライミングができて充実した2日間でした。
特に、2日目の「黄道光」は集中した登りができて、久しぶりに満足感を得られました。

今シーズンはフリーマルチと決めていたものの、GWの怪我の影響や、天気の影響で、自分としては岩に実力をぶつけられていないように感じていました。
今回の錫杖も天気予報が悪く「とりあえず偵察」ぐらいの気持ちでいました。
しかし、2日目の予報は快晴!やるしかない!俄然テンションが高まり、本気でOSを狙おうという気持ちの整理がつきました。

そして実質1p目(5.11a)のチッペの登りを見て、さらに気合いが入りました。
ガバカチマッチから遠い右上の棚を取りにいく部分。最初は冗談で「飛んであの棚を取りに行って、足ブラでマッチしてマントルでしょ!?」なんて話してたんだけど、実際にチッペのムーブはそれに近く、見ている僕は山の壁でこんなムーブをしているチッペに感動しました。
そしてその後も緊張するムーブが連続する中、見事OS!

続いて「山登魂」のI見氏がトライする5.11cの核心ピッチ。

P9210123.jpg

ジムで登っている様子からして「岩場で強そうだな」と思っていたけど、まさにその通りで、ジワリジワリと確実にロープを伸ばして行きます。
僕とI見氏とは年代も実力も経験も近いようだけど、僕との違いは「魂の登攀」を実行するという部分です。
今回も内なる闘志がザイルから伝わってくるようなクライミングで見事OS!

そして僕の番。
正直、50mの5.11b/cを確実にOSできる自信はありません。
しかし前の2人のクライミングを見てしまったら、テンションなんて言えるわけがありません。

「登れなくても、落ちるまでは登ろう。」
2人にとっては当たり前のことでも、心の弱い僕にとっては大きな覚悟です。

ボルトに導かれながら、快適に登るものの、クラックに突入する周辺でホールドが途絶える。
しばらく逡巡し「お願いします!」と下に声をかけて突っ込む。
クラックは案外良くて、ホッとしてカムでプロテクション。核心の1つは超えたかな?でもまだ半分も登っていない。
クラックは少し嫌らしくなってきて、手も張ってきた頃、ガバに到達。ふう、ふう。呼吸を整える。
ハングはすぐ上に迫っている。気合いを入れ直して、ハング横のワイドクラックに突入。ここが一番落ちそうだった。「落ちるかもしれません!」と叫ぶと下からは「ガンバ!」の声が。
(絶対に落ちるものか!)
強引に足をあげてハング上に立つ。よし、いいぞ!
ここで十分休んだらあとは5.11aの2つ目の小さなハングを超えるだけ。見た目はガバガバ。これなら行ける!
ガバでぐいぐい登り、ハングを抜けて垂壁パートに立ち、終了点が見えた!あと3m!
しかしホールドがわからない。ガバが消えてしまった。手は滑るし徐々にパンプしてくる。
ああ、もう行くしかない!必死で右手をデッド気味にガストン。体が岩から離れていくのを感じたが、右手は止まっていた。そこから数手、もうホールドを探る余裕はなく、とりあえず触った部分を全力で保持して足をあげる。
目の前に終了点があった。


※写真は空中懸垂中の僕の陰

正直、難しいムーブがあったわけではありません。
傾斜も緩いし、所々、完全レストできます。恐らくこのムーブ強度で落ちる事は無いと思います。
それでも大きな充実感を得られるのは、一緒に登る仲間や、雄大な景色や、地上150mという高度感や、オンサイトという緊張感などが影響しているのでしょう。

澄み渡る北アルプスの空気に包まれて、とても楽しいクライミングができました。
よーし、次は「北沢デラックス」だ!
おらっちガンバ!

Post a comment

Only the blog author may view the comment.

プロフィール

pecoma

Author:pecoma
こんにちは!
いつも笑顔のペコマです!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カウンター
ランキング

FC2Blog Ranking

カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR