前穂高岳が好き

僕は前穂高岳が好きです。
標高では奥穂高に劣るものの山容では前穂高が圧勝でしょう。明神岳からの南側の尾根、奥穂からの釣り尾根、屏風岩からの北尾根、これら3つの特徴的な尾根が合わさり頂点を形成するのが前穂高です。どの尾根が登っても素晴らしい。

僕が登山を始めたのは10年前の涸沢です。
10月の3連休、紅葉を見て奥穂高まで登るつもりでしたが、涸沢で吹雪につかまり横尾に逃げ帰ってきました。
翌朝、雲の隙間の雪化粧した山肌が神秘的で、涸沢の紅葉よりも深く印象に残っています。その時は山の名前もわからず、ただただ岩の険しさと美しさに感動したものです。

それが氷壁の舞台となった前穂東壁だと知ったのは翌年の夏でした。
すっかり山にのめりこんだ僕は槍穂高の縦走に挑戦し、そのフィナーレとなる前穂高から梓川を見下ろし、大冒険の成功を喜びました。

次に前穂高を訪れたのは大学の合宿で登った前穂北尾根です。
マルチピッチクライミングを覚えたばかりで、学校で練習したロープワークを山で実践できるのが嬉しくて仕方ありませんでした。

その後も何回か登頂していますが、印象に残っているのは屏風岩雲稜ルートから前穂北尾根に継続し、さらに明神につなげた登山です。56コルでのビバークは屏風岩を超えてきた充実感と空中に浮いているような高度感が相まってとても愉快なものでした。

先日、急に2日の暇ができたので思い立って1人で前穂高に登ってきました。夜行バスで新宿を出発し5時に上高地到着。
平日なので人も少なくサルの赤ちゃんが迎えてくれました。



明神を眺めながらのお散歩は何度やっても最高ですね。

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雪渓を歩く装備は持ってこなかったので、涸沢経由ではなく、水を5リットル汲んでパノラマコースを通って屏風のコルから前穂北尾根8峰にとりつきました。

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藪を漕いだりガレ場を登ったり大量の虫と戯れたりしながら56コルに到着。13時までに着けなければここでビバークのつもりだったけど、まだ12時過ぎなので前穂頂上まで行くことにしました。

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フリーソロでほどよい緊張感を楽しみながら快適に登り、前穂高岳頂上到着。今夜はここで寝ることにしました。

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午後になって雲が湧き始めたけど、そんな景色も高山ならでは。槍とか笠とか常念とか、遠くを見れば南アに富士山。持ってきたウイスキーをちびちびやりながらツェルトも張らずに寝転がります。
夜中に風が強まり慌ててツェルトにくるまる。朝には3000mの頂上らしい強風になって暴れるツェルトの中でお湯を沸かすのも一苦労。4時に前穂山頂を出発し、奥穂経由で西穂高へ。奥穂西穂は初めて歩いたけど、これ登山道って言っちゃだめでしょ。そりゃあ事故も多発しますよ(シーズン前で浮石が多かったのでしょうか)。
昼過ぎに新穂高温泉に下山。
今回もとても気持ちの良い前穂高岳でした。

次は厳冬期の前穂に行きたいなあ。
きっと綺麗なんだろうなあ。

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