読書の冬

読書の冬ですね。
というか、そろそろ春になるのね。
島では四季はあまり感じません。半袖短パンでのんびり過ごしております。
ただ冬だからなのか、風が強い日が多くて走れるタイミングも限られてくる感じ。

そんなこともあって、最近、読書が楽しくなってきました。
もともと本を読むことは好きだったけど、徐々に情報収集の手段としての読書になってしまい、本来の読書の楽しみから離れてしまっていたような気がします。

たぶん小学生の時が1番本を読んでいました。地域の図書館では1人4冊しか借りられなかったけど、ある日を境に1人10冊まで借りられるようになって、それが嬉しくてたくさん借りた。それでも読み足りなくて、母とか兄弟の図書カードも使って自転車の前後のカゴを本で一杯にして帰宅したことも何度もある。図書館の手提げカバンの耐久力の無さをよく嘆いていた。

本を買うことは殆ど無かった。
子供の頃、自分の意思で買った本(漫画は除く)は宗田理と畑正憲ぐらいだろう。

宗田理の「ぼくらのシリーズ」はたぶん全部読んだ。図書館に無い分を自分で買ったのだ。当時は本当にはまっていて、宗田さんにファンレターを出そうかと便箋を前にウンウン唸った、ものの結局出してないから、まあその程度のはまり方とも言えるが。
この前「ぼくらの七日間戦争」のDVDを借りて見たけど、全然面白く無かった。DVDが面白く無いのか、原作が面白く無いのか。20年前に読んだ時は、こんな感動があるのか!と驚きその後の人生にも少なからず影響を及ぼした筈だが、読み直すのが怖い。

畑正憲は今でも時々読むが、こちらは全く色褪せない。
僕は練馬区に住んでいたので練馬区の図書館でしか本を借りることはできない。練馬区中の畑正憲を読み尽くしても、まだ読んだことが無い本があったりして、そう言うのは本屋で買って読んだ。
畑正憲は今でも人生の先輩として尊敬し、迷った時には、畑さんならどう判断するだろうか?とか考えることもある。理系に進学したのも畑正憲の影響が大きい。

高校ぐらいから殆ど読書をしなくなった。
なんとなく面白いと感じなくなった。文字だけ追って頭の中で想像して、想像していることに対して喜んだり悲しんだりするという事に違和感があった。単なる紙の模様でこれだけの事を伝えられるのか、と言う驚きはあるものの、そんなモノより実際に体を動かし、五感で感じ、人と話すことの方がどれだけ有意義か、と考えていたのだ。

その考えは今でもあまり変わってないが、エンターテイメントとしての読書は有りだな、と思い始めた。
精神と時の島ではネット環境も悪いし、友達は猫さんぐらいしかいないし、テレビは地上波は無い。そんな環境を利用して英語の練習したり、専門の勉強したり、走ったりしてるわけだが、息抜きも必要。これまでは地形図眺めたり、山岳雑誌をめくったりしていたけど、どうも悶々として良くない。
そこで読書を始めたわけだ。

これまでは流行りの作家とかあえて避けている部分があった。なんか安っぽい気がしちゃって。
でも、読み始めたら止まらない!ああ読書ってこうやって楽しむものだよな。と再認識した感じです。
ま、漫画と根本的には同じですね。漫画でもいいんだけど本の10倍かさばるから、やっぱり本がいい。
それに職場で漫画を読むわけにはいかないけど、パソコンの前に英語論文でも広げて、難しい顔して伊坂幸太郎とか読んでれば「先生は難しい勉強をされているのだなあ」ぐらいに思われるし。

ということで、読書の冬が始まりました。
島から脱出して本屋の平積みを心置きなくカゴに入れる快感を味わいたいです。

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