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高尾山でトレラン してみた

雨予報だったのでクライミングを中止にしたのに、なんだか晴れてる。
ってことで高尾山でトレランしてみました。

家から1時間ちょっとで高尾山口駅に到着。
なんだかとても綺麗な駅でした。



稲荷山コースで山頂に向かいます。

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想像していたより、ちゃんとした山道だし急勾配だし、高尾山、舐めていてごめんなさい。

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山頂では涼しい風が吹いていて爽快!
ハイキングの人とか、トレランの人とか、観光の人とか、みんな楽しそうでした。
でも、そんなに人混みができるほどでもなく、静かなランニングを楽しめました。

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帰りは表参道から。

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おだんご食べて、温泉入って、帰りの電車なう。
これまで高尾山は眼中になかったけど、トレランの日常的なトレーニングには最適ですね!
通勤前とか通勤後にも来れそうだし。
これからもちょくちょく来そうな予感がします。
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ヒツゴー沢で新人教育

母校山岳部の後輩のY井くん(22)を連れてヒツゴー沢に行ってきた。

彼にとっては初めての沢、初めてのロープを使う山。
僕1人で連れていくのは心許ないと思い、変態青鬼のワタルくんにもヘルプを頼んだ。
Y井くんとワタルくんは同年代なので、刺激を受けてほしいところだ。

約1週間で3泊している「道の駅みなかみ」で前泊。
4時半頃に行動開始。
ヒルが多いという噂のアプローチだけど、少しは見かけたものの被害は無し。

入渓するとすぐにちょっとした滝が現れる。
練習のために早速ロープを出した。

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ワタルくんもノリノリで「教育的な意味で…」とか言いながらちゃんとランニングまでとってくれた。
滝の上でもしっかり指導。
やっぱり同年代の人に教えてもらった方がいいよね。

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Y井くんはジムでは5.10もままならないけど、滝登りはまあまあ安定していたので、簡単なところはフリーソロで登ってもらってどんどん進む。

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トイ状の滝ではワタルくんが水線突破を試みるも、諦めて乾いた右壁を登った。
僕はトップロープでやらせてもらったけど、水線突破もそんなに難しくはなかった。ま、リードでやれるかどうかはわからんけど。

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チムニー滝ではチムニー突破を試みるも敗退。
滑って体が持ち上がらない。上手い人なら普通に登れるんだろうなあ。

その後もいくつかの簡単な滝が出てきて、遡行のメインパートは終了。

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水が現れたり消えたりする沢筋を標高差700mほど登って登山道へ。
藪漕ぎゼロで幸せな詰めでした。
最後はたくさんの花が咲いていて綺麗だった。

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肩の小屋から頂上まで走ったら、僕がビリだった。
これまで体力なことで後輩に負けたことはなかったのに。
実はY井くん、トライアスロン選手。なので負けて当然だけど、悔しいので僕もしっかり鍛え直そう。

ロープウェイが運休しているので、田尻尾根から下山。
途中で懸垂下降の練習なんかもして、充実した山行になった。

電車でみなかみ駅まで移動して、駅前でタクシーを拾うつもりが、タクシーは永遠にこない。
ってことで、僕が約2km走って車を取りにいった。1番体力が劣るのに。

Y井くんはとりあえず車の運転できるようになってね。

利根川本谷で愉快な冒険

青鬼の仲間たちと愉快な冒険をしてきました。
場所は利根川本谷。いつか行ってみたかった憧れの沢です。

車1台を下山予定地の十字峡にデポ。
水上の道の駅に移動して前泊入山祝い。

翌日、渡船を頼んでいた民宿「やぐら」に5時到着。
5000円/人。
そこから軽トラでゲートまで。すでに先頭に「やぐら」さんのボートがスタンバイしてました。その後ろには釣り師たちが数台並んでいました。皆さん、ダム釣りの常連さんのようです。
八木沢ダムまでボートを牽引。ダム管理者に登山計画書を提出します。2日前に利根川本谷に入渓したパーティーがいるそうです。

さあ、冒険のスタートです!

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ダム湖はほぼ満水で、けっこう奥の方までボートで入れたみたいです。
右岸の赤布がつけられた踏み跡を辿って、適当なところから河原に降りて入渓。
すぐに水位計です。

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天気が良くて最高の沢日和。
じゃぶじゃぶ歩いていきます。

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次第に河原からゴルジュっぽく変化して、どうやらシッケイガマワシに突入しているようです。
これと言った困難はなく、水の中を進んでいきました。
巻淵も泳ぎとヘツリでスムーズに突破しました。どうやら条件はかなり良いようです。

ちょっと行くと、ビバークに最適と言われる越後沢出合です。

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時間はまだ10時です。
このまま遡行したらビバーク予定地に昼過ぎには到着してしまいそうなので、竿を振りながら歩くことにしました。

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しかし、全く釣れず。
どうやら利根川のイワナは絶滅してしまったようです。

有名なヒトマタギで一通り写真撮影会。

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ぼちぼちいい時間になってきたので釣りは切り上げて遡行に専念しました。

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15時ぐらいに滝ヶ倉沢出合い上の広い河原に到着。
タープは張りにくいけど、晴れ予報であれば素晴らしいビバークサイトです。

乾杯!

36歳の誕生日を祝ってもらったり、サウナと水風呂でととのったりしていたらいつの間にか朝でした。

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翌朝はいきなり雪渓くぐりからスタートです。
そこはすでにオイックイで、楽しいゴルジュが続きます。

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と思ったら、急に水が濁ってきました。
みるみるうちに濁流になって水も冷えてきました。
そのうち木の枝とか氷の塊とか流れてきたと思ったら崩壊した雪渓に到着。

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30分ぐらいずれていたら下を通過しているところでした。
気温の低い朝なら安全かと思ったらそういうわけでも無いんですね。

さて、もう少しで魚止滝なので、気合いを入れて釣ってもらいましょう。
そしたらどうにかこうにか2匹ゲット!

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ガイドブックでは沢通しには行けないことになっているゴルジュ内の小滝も気持ちよく水線突破し、魚止滝に到着です。
爆釣のはずだったのに、今回は結局2匹だけでした。

大利根滝は真面目にロープを出して登ったけど、あれ?すでに落ち口に人影が。
ま、そんなもんですよね。

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ハト平は2日前のパーティーのビバーク跡が残っていたので利用させていただくことにしました。
綺麗に整地されていてとても快適でした。

獲ったイワナは刺身と塩焼きに。
内臓はアヒージョに。
骨は酒に。
美味しくいただきました。

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夜は雨がぱらつき、翌朝もどんよりとした雰囲気です。
もう魚もいないので、ハイペースで遡行していきます。

この日のハイライトはチッペの人参滝リードです。
心のプロテクションをとって、水流に突っ込んで突破しました。

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青鬼新人のワタルくんが一言。

「あのハーケン1本で水流突っ込むのは変態です。」

さて、これまでのゴルジュ歩きから一変し、この日は滝の連続です。

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水流沿いに歩いていくと、最後まで枯れることなく雪渓にぶつかりました。
詰めが短く、藪漕ぎもゼロなので快適そのもの。

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雪渓横の急な草つきはバイルがあると安心です。
ひと登りで登山道に飛び出て終了。
100mぐらい左に行くと源流の碑がありました。

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予定ではもう一泊の予定でしたが、まだ11時ぐらいなので、避難小屋で休憩して、そのまま下山することにしました。
大汗かきながら急坂を下り、林道に出たら、速攻水浴び。
気持ちいい!

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車を回収して、温泉行って、道の駅で下山祝い。
こうして愉快な冒険は幕を閉じました。

水量も雪渓も少なく、非常に快適な遡行になりました。
沢は色々な楽しみが詰まっていますが、気の合う仲間と馬鹿話をしがら過ごす時間は最高ですね。

まだまだ沢シーズンは続きます!

ホラ貝ゴルジュで同窓会?

大学山岳部の仲間4人でホラ貝ゴルジュの遡行下降してきました。
ま、山岳部の仲間って言っても1人はチッペで、1人はリッキーなので、つまり、もう1人のO崎くんを沢に誘ったってだけです。



O崎くんは、初めての沢登りです。
初めてでホラ貝ゴルジュで泊まり沢ってちょっと異常だけど、僕たち3人がフォローすれば問題ないでしょう。
死なないように気をつけよう。

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最初の河原歩きで「早く水にボチャンしたいんだよねー」とか言っていたO崎くん。
下の写真の滝に取り付くまでに水流に何回も流され、早くも水に嫌気がさした様子。まだまだ先は長いよー。

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先日の釜川と前日の丹波川では増水していて、ちょっとした水流でも物凄い力で押してくるので水に入ることに慎重でした。少しのミスが文字通り命取りになり兼ねない状態で、常に緊張感をもっていましたが、今回は平水。
気軽に水に入って、存分に泳ぎを楽しめました。やっぱり沢はこうでなくっちゃ。

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さて、いよいよ核心のホラ貝ゴルジュ。
3人が通過するだけなら何も問題ないのですが、問題はO崎くんと荷物の通過です。

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荷揚げもそれなりに大変そうなので、僕は荷物を持ってロープを引いていきます。
残置ハーケンにスリングをかけて、ロープは通さずに突破。
何回やってもそれなりに難しい。でも、荷物持っていても落ちないんだから5.10前半でしょう。

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引いてきたロープを使って他のメンバーの荷揚げ。
もしも荷揚げが難しければ、僕が戻って、O崎くんの荷物を背負ってもう1度登るつもりでした。
でも、下と協力することでうまく荷揚げできました。

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そうなると、あとは各々楽しく突破するだけです。
O崎くんはこの日のために学生時代以来のボルダリングを3回ほどやったみたいだけど、フリーでは突破できず、僕が設置したスリングを掴んでの突破となりました。
最後にリッキーがスリングを回収しながら登って終了。
誰も落ちることなく、とてもスムーズに突破できたと思います。

さて、核心のトラバースを超えた後も、楽しいウォータースライダー登りが待っています。

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散々水と戯れたら、明るい河原で休憩です。
時間があれば両門の滝ぐらいまで行く予定でしたが、行けば行くほど翌日の同ルート下降が面倒臭いので、早めに行動を切り上げることにしました。

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そうなると、やることはただ1つ。
焚火だ、焚火だー!

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明るいうちから呑み始め、しょうもない話で盛り上がるのでした。
O崎くんは二児のパパ、リッキーは四児のパパです。
家では決してできないようなトークで学生時代に戻る時間。最高ですね!

翌日の下山はお楽しみウォータースライダーと飛び込みです。

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これがすごくうまくできている!
ウォータースライダーは人が安全に滑れるギリギリな感じだし、飛び込みも危険ではないけど怖い高さで最高。

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最後の飛び込みは下から見ると低そうだけど、上に立つと高い!
いい感じに飛び込み台もあるし、釜もまあまあ深いので怪我することも無さそうです。

なんと、ここでリッキーが飛び込んだ衝撃でカメラをロスト。
ゴーグルをつけて釜に潜って無事発見。
最後まで楽しませてくれる沢でした。

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シビアな遡行も達成感があるけど、こういう気軽な水遊びは最高に楽しいですね。
毎年1回ぐらいは同窓会沢山行をやりたいものです。

水と格闘!増水の丹波川〜一ノ瀬川

チッペと青鬼新メンバーのワタルくんの3人で丹波川〜一ノ瀬川を遡行しました。

ワタルくんは東京大学の山岳部出身で、故新井氏の意思を継ぐ山岳スキーヤーです。
今は東大大学院で雪崩の研究をしているとのこと。
彼の論考「登山の責任論」は山岳地域で活動する全ての人が読むべき文章だと思うので、リンクを貼っておきます。

登山の責任論

沢登りの経験は多く無いですが、大きめの沢に一緒に行く予定なので今回は練習山行の位置付けです。
直前にウェットスーツもゲットして気合十分、楽しみです。

三条新橋の近くに駐車して入渓。

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ん??濁ってる?増水してる?

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丹波川は増水が激しく、まともに水に入ることが許されない場面も多かったです。
でも、側壁はホールドが多く、ヘツリで突破できました。
どこまでがヘツリでどこからが高巻きかはよくわかりませんが、おそらく一度も高巻くことなく、全て沢沿いに突破できたんだと思います。

一番厳しかったのが、下の写真の渡渉です。

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最初に僕がロープを引いて渡渉しましたが、ボルダリング的な不確定なムーブの連続で、流されるギリギリのところでした。ジャンプしてホールドに飛びついたり、足デットから足先行ムーブだったり。
もしも流されていたら命に関わる事故になっていた可能性も高いです。
2人目以降はロープを頼りに渡渉しましたが、それでもバランスを崩せばロープから脱出できずに溺れるか、脱出して流されるかの2択を迫られる可能性がありました。
なんとか全員無事に突破できたから良いけど、ちょっと安全マージンを小さくしすぎた気がします。

丹波川は砂金が多いです。
濁った深緑色の流れの横でキラキラ光る砂がなんとも幻想的です。

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先日行った釜川も増水していたので、増水に対する閾値が下がってしまったようで、結構普通に楽しめました。
ただし、一回、簡単だけど高めのヘツリの途中で足を滑らせてしまいました。
そこまでヤバイ場所ではなかったので油断していて、外傾スタンスに不用意に足を乗せたら他の場所と違いフリクションが無かったのです。
その結果、2メートルほど下の水流に落下し、そのまま数メートル流され、白濁に巻き込まれてしまいました。しばらく浮かぶことができず、浮かんでなんとか呼吸をした瞬間、また沈み、少し焦りました。落ち着けば背が立つような場所ですが、これだけ水が渦巻いていると、上下もよくわからなくなって、非常に危険な状態に陥ることを身をもって知りました。
油断から足を滑らせたことが最も大きな反省点です。全ての場面でロープを出していては時間が足りないし、ロープを出しても安全が確保できるとは限りません。重要なのは、落ちてはいけない場面では絶対に落ちないこと。落ちる可能性が有り、有効な確保もできないのであれば敗退すること。

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4時間ぐらい歩く(泳ぐ)と、一ノ瀬川と柳沢川の分岐に着きました。
まずは左側の柳沢川に入って、花魁淵の見学です。

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しかし、淵の手前の小滝突破が難しそうなので淵の中までは入れず。
今度、穏やかな時に淵まで行って水中眼鏡で底を覗いてみたいです。

さて、二俣まで戻って今度は右側の一ノ瀬川に進みます。

しばらくは河原歩きで退屈です。
そのうちゴルジュっぽい部分も現れるけど、丹波川で格闘してきた水流と比べたら全く迫力が無くて、気軽に越えていきます。

一箇所、突破できないゴルジュ小滝があったけど、これも流されても瀞まで押し流されるだけなので緊張感はありませんでした。この小滝は瀞の手前にあるフィックスロープを使って高巻き。釣り師向けの看板なんかもあって、困難なゴルジュと行った雰囲気はありません。

その後もこれと言った困難は無く大常木沢出合いに到着。
そこから10分ほど歩いて、よく踏まれた道から脱渓。ひと登りで道路に出ます。

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帰りの林道歩きの途中、後続パーティーに重大事故が発生していたことを知りました。
僕たちが笑いながら遡行している間、ほんの少し下流で深刻な事故が起きていたのです。
実力や装備のことはわかりませんが、いずれにせよ、自然の前では無力であり、僕たちのメンバーに同じことが起きても全く不思議ではありませんでした。
最近、増水した沢に行くことが多く、なんとなく水への慣れのようなものが生じてきている気がします。こんな時こそ気を引き締めて、「危険」と「困難」を見極めながら進んでいこうと思います。

ゴルジュ入門?水根沢

せっかく晴れているので、出勤前に沢登りしてきました。
アクセスも良くて行程も短くて楽しそうな沢を探したら、まさにこれしかないって沢が見つかりました。
そう、水根沢。

奥多摩湖の無料駐車場に駐車。

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目の前の分岐を水根沢上流方面に向かって歩いていきます。

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道は自然と入渓点に導かれていきます。

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お、思ったより水量に多いちゃんとした沢じゃん。

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あとは、どんどん登ります。

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全ての滝が無理なく直登出来ました。もちろん残置物には触れずに。
けど、クライミングをやったこと無い人には突破できないかもしれません。
また、腰以上を濡らさずに突破することも難しいと思います。
つまり、まともに登れば、それなりにゴルジュ突破の雰囲気を楽しめます。

フリーで突破が難しい人は残置物を使えばどうにかなると思います。
また、使ってないから詳細はわからないけど、巻道や懸垂下降用ロープなんかも設置してあるので初心者にも安心です。
初心者を連れて来ればヘツリとか懸垂とか泳ぎとかシャワークライミングとか色々体験することができると思います。

なんて便利な沢なんだ!


下山も楽々。
駐車場往復で1時間30分ぐらいでした。

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釜川右俣に行ったけど増水で大変だった

友人とホラ貝ゴルジュにいく予定だったけど、延期になったので、じゃあちょっとお散歩に行こう。
ってことで釜川にお散歩に来たらこんな感じだった。



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曇り予報なのに、なぜか本格的に雨が降っている。
駐車場の他のパーティーは行くかどうか逡巡している様子。
ま、とりあえず行ってみる。
駐車場から踏み跡を10分ほどで取水口。
水が茶色い。えっと、こんなに増水してるなんて想定外なんですけど。
たぶん普通は堰堤の上を歩けるんだと思うけど、脚がもっていかれそうで、転ぶと堰堤の上から吹っ飛ばされるので、堰堤下を無理やり渡渉。

その後も水と格闘しながらジワジワ進むと、がっつり巻いた後続たちに抜かれた。

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時にはスクラム。
時には高巻きから懸垂。
時にはヘツリ。
1番やばかった渡渉は、水泳選手のように頭から飛び込んで流心を超えて本気クロールで対岸へ。見ていた別パーティーが拍手してくれた。「オレは絶対やりたくないけど…」とか呟いているのが聞こえた。

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ヘツリもやばい。
普段なら「ぼちゃん、あはは」だろうけど、今はぼちゃんしたらあっと言う間に流されてヒョングっちゃう。ので、一応、ロープ出したりしたけど、どっちにしろ落ちたらヒョングった後に流心でぶら下がって身動きできず溺死するパターンな気もする。

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何時間もかかってやっと二俣。
1つ目の滝に取り付けず、右岸から高巻き3ピッチ。
懸垂で降りたら2条CS滝。これはもともと高巻く滝なので素直に左岸から高巻き。
降りたら、ホンモノの2条CS滝。やれやれ、高巻く。

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別パーティーはどうやら敗退したようだ。荷物の感じから日帰りだろう。
僕たちは泊まる準備をしているので、とりあえず行けるところまで行くことにする。

雨は本降りになったりやんだりを繰り返していたが、徐々に青空が見えてきて太陽も射し始めた。
だけど、すぐに水が引くこともなく、三ツ釜手前の長瀞の突破はできそうもなかったので、その手前の河原で幕場を探す。

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足元まで水がきているけど、天気予報ではこれから雨が降ることも無さそうなのでここでビバーク。
手元の遡行図では1時間ほどの距離に6時間かかった。

薪は大量にあるけど、僕の焚き火技術では火をつけることはできなかった。
チッペも食材調達に失敗。
お互い修行が必要なようだ。
少し寂しい夜だけど、酒を呑んで星空を見上げれば、明日の遡行への期待感で心が満たされる。

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チッペは梅酒飲んでサキイカ食べながら「食い寝してるのー」とか言いながら寝てしまった。

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明け方3時。
トイレに起きるとすごい星空。
水量もかなり減った。

翌朝、簡単に朝食を済ませて5時過ぎに遡行開始。
さっそく、昨日は全く通過できそうもなかった長瀞と小滝に挑む。

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まだ少し濁りはあるものの、人類が通過できるレベルの水量だ。
どうやら敗退せずに前へ進めそう。

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ちょっと行くと、待ちに待った三ツ釜の登場!

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これまで本やネットの写真を見て、「きっと実物はもっと迫力があるんだろうなー」と想像していたけど、まさにその通りですごい迫力。でかい。

セオリー通り右のリッジをチッペがリード。
上部スラブに砂利がのっていて掃除しながらの登攀で悪そう。

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滝上からの景色は独特。
雪で磨かれた黒いスラブ。さらさらと流れる白い滝。不釣り合いに巨大ないくつもの群青の釜。これらが異様な光景を作り出している。
渓谷美が好きな人は絶対に行くべきだ。

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その後もなんやかんや色々楽しませてくれる。

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朝はやや濁っていた水も、午後には透き通り、ただ純粋に遡行を楽しめる。
登っても登っても綺麗な瀞とか釜とかあって、ついついプカリでリゾート気分。

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今日は稜線まで詰めあげるのは不可能なので、林道からエスケープ予定。
となれば急ぐ必要もなくて、竿を出す。

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が、釣れず。
その代わり、ミズナを大量にゲット。
高巻きで僕が必死にロープを伸ばしている時に採取したようだ。

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それほど困ることもなく今回の脱渓地点の林道に到着。
最後にもう一度竿を出すが釣れず。
僕も貸してもらって降ってみるも上空の木の枝が釣れた。

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橋の上で装備を解除。

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最初は藪漕ぎ。

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ヤド沢と出合う頃にはすっかりちゃんとした林道になる。
けっこう長くて精神的に参ってきた頃、駐車場着。
お疲れ様でした。

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家に帰ったら、さっそくチッペがミズナを茹でてくれました。
これがシャキシャキですごく美味しい!
醤油マヨ和え、きんぴら風炒め、にんにく味ぽん、全部美味しかった!

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さて、やっと梅雨が明けて本格的な沢シーズン到来ですね。
今年はいくつか大きな沢にも挑戦したいので、ワクワクが止まりません!
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pecoma

Author:pecoma
こんにちは!
いつも笑顔のペコマです!

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