二子山で「即身仏」はじめました
「任侠道」(5.12d)を登ったあとは、なんとなく流れで「唐獅子牡丹」(5.13b)のトライを始めたけど、目標を「即身仏」(5.13c)に変更した。
というのも、「唐獅子牡丹」周辺はトライしている人が多すぎて自分のペースで登れないってのが第一。
第二は、洗練されたムーブを見過ぎた結果、それをトレースする作業になってしまい、自分でムーブを組み立てる楽しみがあんまり無い。
第三は、核心の一手が極端に難しすぎて、その一手でワンテン状態がしばらく続くことが容易に予想できたから。
だけど最大の理由は、「即身仏」が憧れのルートだから!

10年以上前に初めて二子山に来た時に、「あんな所を登るの!?」と驚いた。
トポを見るとそのグレードは5.13cで、当時の僕にとってはトライする対象にはなり得なかった。ただ、「あそこを登ったら気持ちが良いだろうなあー」という程度の感覚だ。
クライミングを続けていくうちに平山ユージの「即身仏」というルートの価値がわかってきた。
それにともなって、少しずつ、「いつかは登りたい」という気持ちが湧いてきた。
そして、「スプラッシュ」を完登したことで、グッと現実的な課題、つまりトライする対象として「即身仏」を意識するようになった。
正直言うと、僕にはまだ早いと思う。
被った石灰岩には慣れていないし、「任侠道」と「即身仏」の間には大きな隔たりがあることも理解している。
でも、二子のクライマーはみんな自分の憧れたルートに真摯に向き合っている。
だったら僕だって「即身仏」にトライしてもいいはずだ。

今日の記事とは関係無いけど、スーパー小学生クライマーのリクくんが、岩場で読んでいたのは宗田理「僕らのシリーズ」。
おじさんも20年以上前に全部読んだんだぞー。何回も何回もだぞー。
やっぱり本には本の良さがあるよね。なんだか嬉しくなりました。

二子山通いも早いもので4週目。
僕のお気に入りの宿は小鹿野ゲストハウス(通称、おがゲス)。3500円と安くは無いけど、とても居心地の良い宿です。肉焼いたり、鍋したり。ストレッチもやり放題。車中泊とか民宿には無い楽しみがあります。

さて、話は戻って「即身仏」。
このルートの魅力はズバリ「独立性」。まずビレイポイントからして陸の孤島。なのにハンギングじゃなくてちゃんと地面があるという。まるで、プライベートVIPルートといった趣きだ。最近、この壁に2本の5.14が追加されたが、「即身仏」より難しいルートだから、まあいいだろう。この壁の価値は保たれる。
もちろんルートの内容も素晴らしい。徐々に難しくなっていき、終了点ホールドを掴むまで全く気が抜けない。前半と後半でちょっと難易度が違いすぎる気もするけど、トライ早期から終了点近くで勝負できるのでモチベーションが高まる。核心は後半部分全部。とりわけ難しいムーブも無いけど、どこでも落ちそう。最高じゃん!

三連休の2日目は疲労もあったのでマルチなんかやったりして。
宿題だった「スーパータジヤン」(5.10d)をこなして、そのまま中央陵をコンテでお散歩。何回登っても気持ちの良いルートです。
弓状に戻ってからは気になっていた5.11シリーズの一撃トライ。
まずは「オ•ララー」(5.11b)。いーさんとかロッシーさんがめちゃくちゃ悪いっぽい(スプラッシュと比較しちゃうぐらい悪い)話をしていたので緊張したけど、普通に登れた。あなた方の成長スピードが早すぎるのではなかろうか。
(あ、そうだ、お二人ともスプラッシュ完登おめでとうございます!)
次に「ビッグモモ」(5.11c)。これは難しかった。けど、力で捻じ伏せ、なんとかオンサイト。
お次は「ピヨピヨ」のつもりだったけどルートの7割は「マイライフ」(5.12a)と共通する上、見た感じ、内容の9割が「マイライフ」だ。だったら「マイライフ」やればいいか。一部分ムーブを見ていたこともあってフラッシュ成功。オンサイトだったら失敗していただろうな。

3日目は「即身仏」に戻ってきた。
アプローチ部分(5.12aぐらい?)はできるようになったけど、それなりにパンプして、核心突入の直後にテンションしてしまう。
核心部分だけやっても、まだ終了点までは到達せず。でも、下8割、上8割で繋がってるので、核心パートの完成は近い。
これを5.12aの後にこなすことはまだまだ不可能だけど、途方も無いって感じでもない。
残り少ない春シーズンだけど、もしかしたら登れるかもしれない。

もう暫く二子山通いが続きそうです。
というのも、「唐獅子牡丹」周辺はトライしている人が多すぎて自分のペースで登れないってのが第一。
第二は、洗練されたムーブを見過ぎた結果、それをトレースする作業になってしまい、自分でムーブを組み立てる楽しみがあんまり無い。
第三は、核心の一手が極端に難しすぎて、その一手でワンテン状態がしばらく続くことが容易に予想できたから。
だけど最大の理由は、「即身仏」が憧れのルートだから!

10年以上前に初めて二子山に来た時に、「あんな所を登るの!?」と驚いた。
トポを見るとそのグレードは5.13cで、当時の僕にとってはトライする対象にはなり得なかった。ただ、「あそこを登ったら気持ちが良いだろうなあー」という程度の感覚だ。
クライミングを続けていくうちに平山ユージの「即身仏」というルートの価値がわかってきた。
それにともなって、少しずつ、「いつかは登りたい」という気持ちが湧いてきた。
そして、「スプラッシュ」を完登したことで、グッと現実的な課題、つまりトライする対象として「即身仏」を意識するようになった。
正直言うと、僕にはまだ早いと思う。
被った石灰岩には慣れていないし、「任侠道」と「即身仏」の間には大きな隔たりがあることも理解している。
でも、二子のクライマーはみんな自分の憧れたルートに真摯に向き合っている。
だったら僕だって「即身仏」にトライしてもいいはずだ。

今日の記事とは関係無いけど、スーパー小学生クライマーのリクくんが、岩場で読んでいたのは宗田理「僕らのシリーズ」。
おじさんも20年以上前に全部読んだんだぞー。何回も何回もだぞー。
やっぱり本には本の良さがあるよね。なんだか嬉しくなりました。

二子山通いも早いもので4週目。
僕のお気に入りの宿は小鹿野ゲストハウス(通称、おがゲス)。3500円と安くは無いけど、とても居心地の良い宿です。肉焼いたり、鍋したり。ストレッチもやり放題。車中泊とか民宿には無い楽しみがあります。

さて、話は戻って「即身仏」。
このルートの魅力はズバリ「独立性」。まずビレイポイントからして陸の孤島。なのにハンギングじゃなくてちゃんと地面があるという。まるで、プライベートVIPルートといった趣きだ。最近、この壁に2本の5.14が追加されたが、「即身仏」より難しいルートだから、まあいいだろう。この壁の価値は保たれる。
もちろんルートの内容も素晴らしい。徐々に難しくなっていき、終了点ホールドを掴むまで全く気が抜けない。前半と後半でちょっと難易度が違いすぎる気もするけど、トライ早期から終了点近くで勝負できるのでモチベーションが高まる。核心は後半部分全部。とりわけ難しいムーブも無いけど、どこでも落ちそう。最高じゃん!

三連休の2日目は疲労もあったのでマルチなんかやったりして。
宿題だった「スーパータジヤン」(5.10d)をこなして、そのまま中央陵をコンテでお散歩。何回登っても気持ちの良いルートです。
弓状に戻ってからは気になっていた5.11シリーズの一撃トライ。
まずは「オ•ララー」(5.11b)。いーさんとかロッシーさんがめちゃくちゃ悪いっぽい(スプラッシュと比較しちゃうぐらい悪い)話をしていたので緊張したけど、普通に登れた。あなた方の成長スピードが早すぎるのではなかろうか。
(あ、そうだ、お二人ともスプラッシュ完登おめでとうございます!)
次に「ビッグモモ」(5.11c)。これは難しかった。けど、力で捻じ伏せ、なんとかオンサイト。
お次は「ピヨピヨ」のつもりだったけどルートの7割は「マイライフ」(5.12a)と共通する上、見た感じ、内容の9割が「マイライフ」だ。だったら「マイライフ」やればいいか。一部分ムーブを見ていたこともあってフラッシュ成功。オンサイトだったら失敗していただろうな。

3日目は「即身仏」に戻ってきた。
アプローチ部分(5.12aぐらい?)はできるようになったけど、それなりにパンプして、核心突入の直後にテンションしてしまう。
核心部分だけやっても、まだ終了点までは到達せず。でも、下8割、上8割で繋がってるので、核心パートの完成は近い。
これを5.12aの後にこなすことはまだまだ不可能だけど、途方も無いって感じでもない。
残り少ない春シーズンだけど、もしかしたら登れるかもしれない。

もう暫く二子山通いが続きそうです。
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