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ロンドンにラーメンと寿司を食べにいった London for ramen and sushi

I always spend fulfilling days in Belfast. The only thing I feel unhappy is ramen and sush.
ベルファストに来てから3ヵ月。毎日が非常に充実していて、大きな不満は特にありません。
ただ、ジムの帰りに「今夜は何を食べようかなー」と考えながら歩いている時に、ふと寂しくなる時があります。
選択肢が「イモ」か「ポテト」か「チップ」しかないのです。

So I decided to go to London to eat ramen and sushi.
そこで、ロンドンにラーメンと寿司を食べにいくことにしました。
ベルファストから飛行機で1時間ぐらい。他の移動とか含めても僕の部屋から数時間でロンドンの中心街に到着します。

First, I went to Ippudo which is a famouse Hakata ramen shop.
夜の8時ごろに到着し、さっそく「一風堂」へ。

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What a fancy restaurant! Ramen shop is usually a little bit dirty in Japan.
僕の知っているラーメン屋とはかけ離れた外観で、ちょっとたじろいでしまいましたが、入ってみましょう。
20人ぐらい並んでいましたが、お一人様は皆無。すぐにカウンター席に通されました。アジア人がカタコト日本語と英語で接客してくれました。

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I've never thought I would say "a pint of Asahi, please"
餃子とスペシャルラーメンとビール。
正直、全く期待してなかったのですが、餃子を一口食べて驚きました!美味い!
I was amazed that the ramen and gyoza were what I know in Japan!
なんなら日本にあっても美味い方な気がする。ラーメンは普通かな。でも、普通ってだけでも驚愕です。ベルファストにはラーメンという名のメニューはたくさんあるけれど、僕の知っているラーメンは存在しないので。

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合計で30ポンド(4500円)ぐらい。ちゃっかりサービス料もとられています。
周りが楽しそうにお食事している中、僕は通常のラーメン屋のペースで退出です。

Next day, I went to Bone Daddies which is not Japanese ramen shop but like a pub.
翌日は、ランニングやらお買い物やらをした後、「Bone Daddies」というパブ風のラーメン屋へ。
何軒か候補があって、廻ってみたものの、どこも混んでいて並ぶ気がしなかったのですが、パブなら入れないことはないでしょってことで行ってみました。
パブだけどラーメンが有名なお店のようです。

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実際に入ってみると、所謂パブとはちょっと違う気もしましたが、なかなか楽しいお店です。
まずはつまみと日本酒。そして締めにラーメンとビールという作戦。

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つまみはサーモンの刺身(フレッシュサーモン)を頼んだつもりが、なんか色々こだわりすぎた丼ものが出てきてがっかり。
味は美味かったけど、こういうよくわからん創作料理を食べたいんじゃないんだ。

気を取り直してラーメン。

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これは安心感のある美味しいラーメンでした。
日本にあっても普通に人気店になると思います(値段次第ですが…)。特に半熟煮卵は驚きの美味しさでした。
値段は覚えていませんが、全部合わせて6000円ぐらいだと思います。

Next, I went to So Restaurant.
さて、まだまだ時間はあるので、次は寿司屋を探します。
ラーメンは高いといってもたかが知れていますが、寿司の場合は洒落じゃすまされないような店もありそうなので注意が必要です。そういう店は予約無しでは入れないような気もしますが、1人だと空いてたりもしそうだし。
かと言って、ベルファストにあるような似非寿司屋に行く気は無いので、ちょうど良さそうな所を狙って「So Restaurant」へ行きました。

魚介天婦羅盛り合わせとビール。その後におまかせ8貫と日本酒。
天婦羅は、そんなに美味しくなくて「日本じゃやっていけないだろうな」というレベル。魚介じゃなくて野菜にすればよかったかな。
寿司は美味しかったけど、まあ、普通です。
でも、これといって違和感を感じることも無く、日本食を食べると言う点では満足しました。

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値段は全部で12000円ぐらいでした。もちろんサービス料もとられています。
価格だけ見れば日本の寿司屋と大きくは違いませんが、味はもちろんのことサービスの質も劣るように感じました。
フロアの店員が日本語でぺちゃくちゃお喋りしているし、その割に意思疎通ができていないし。日本でこの価格帯の店だったら有り得ない接客態度だと感じました。

そんなこんなで3軒の店に行きましたが、総じて満足でした。
ベルファストでは絶対に食べられない食事です。サービスのことも書きましたが、日本が良すぎるだけで、ベルファストの普通のレストランと比べれば、どこも細やかな気遣いのあるお店でした。

さて、次にロンドンに行くのは6月末の予定です。
日本から両親が来るので、日本食というわけにはいかないか…。
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Dartmoorへ小旅行~後半(と登った課題一覧)~

イースター休暇を利用してDartmoorへ行きました。
初日、2日目の記録は前の記事をご覧ください。

2日目はあまり難し課題は登らずに簡単なのをたくさん登ったので、3日目は、V6(1級/初段)を登ることを目標に、Cuckoo Rockへ行きました。
2日目のBonehill Rockのアプローチ1分と比べ、Cuckoo Rockは20分。岩も大きめが多くて、中には下降にクライムダウンやジャンプを必要とする岩もあって経験者向けのエリアです。

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やさしめの看板課題をいくつか登りましたが、良質な課題が多いです。

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上の写真は「Sharp Arete Block」という非常に美しい岩です。
人が手前にいるので、小さく見えますが、実際にはけっこう迫力があります。一番人気は右カンテを登る「Sharp Arete」(V2)です。ちょっと緊張する高さと、見た目の美しさと、花崗岩らしいジムでは味わえないムーブと、易しすぎないグレードで、初心者の目標課題としては素晴らしいと思います。

こういった課題でアップした後、いよいよ目標のV6に向かいました。
今回目標として選んだのは「Dyno From Undercuts」(V6)です。
「肝は届くと信じること。アンダーから何マイルも上のガバフレークをつかめ!」なんていう魅力的なトポの記載と、無駄の無い岩のシェイプが気にいったので、この課題と向き合うことにしました。

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飛び出すアンダーも取りにいくフレークもガバなので、すぐに登れると思ったのですが、数センチ足りずに何回も落ちました。そのたびにフィンガーをきめている指の付け根が削られるし、叩く指皮は消耗するし、外傾気味のランディングを転がって色々痛めるので、メンタルポイントが徐々に減ってしまいます。

覚悟を決めて、思い切って距離を出したら、それでも届かず、これまで以上に指を傷めたので、終了。
あきらめて、ランニングに切り替えました。

Dartmoorは遺跡発掘で有名な所らしいです。
下の写真はランニングの途中でたまたま見つけたストーンサークルです。

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大きなストーンサークルは有名ですが、実はこのぐらいの小さなストーンサークルはDartmoor中にたくさんあります。ストーンサークル内で家族と犬がサンドウィッチを食べていました。遠くには馬も写っています。ほのぼのとした光景ですね。

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適当に岩を目指して走って、それっぽい岩があれば、登って、また走ってということを繰り返しました。
ストーンサークルの他にも、多くの馬と羊と牛に会いました。
完全に放任主義のようで、彼らは自由にその辺で草を喰ってます。

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子育てもその辺で勝手にやってる感じなのでしょう。
仔馬も仔羊もたくさんいました。夕飯にいただきたかったのですが、親羊が怒るのでやめました。

快晴で暑く、熱中症気味。だいぶ足も疲れてきたので、駐車場に戻りました。
まだ日暮れまでは数時間あったけど、これ以上、登る気にも走る気にもならないので、宿でビールにしましょう。

帰りの車の中で考えました。
適当に登った岩は、トポから課題を同定できたものもあるし、全くわからないモノもあった。どの課題も美しく、常に未知の状態を上部に残しながらトライできたので楽しかった。
でも、今日の目標はV6だったはず。
海外の知らない岩場、雄大な景色、ノーマット、オンサイト、ランニング、こういった要素によって、なんだか特別なことをしている気になっているけど、今日のクライミングに満足していいのか?何のためにジムでトレーニングしてるんだろう?本当に限界までトライしたのか?言い訳しても寂しくなるだけって、わかってるじゃん。

そっと車をUターンし、元の駐車場に戻ってきました。
傷めた指に入念にテーピングをまき、20分のアプローチを走り、再び「Dyno From Undercuts」に立ちました。
これまでは、一度も動画撮影はしていませんでしたが、この課題はとっておくことにしました。

何回か失敗して、「ああ、やっぱり無理か…」とネガティブになることもありました。
でも、ワントライずつ気付きがあり、「次はいける!」と前向きな気持ちを維持できました。

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そして完登。
ジムでのグレードから考えれば登れて当然の課題ですが、自分の弱さに打ち勝った気がして、なんだか泣きそうになりました。
おそらく、今後、一生来ることのない岩場です。今日、諦めていたら、この課題は永遠に登れなかったでしょう。

嬉しいついでに5kmほどランニングしてから宿に戻りました。
シャワーを浴びて、グビッ!最高!

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翌日は、Saddle Torに行きました。
上級者向けのエリアです。メインの岩は1つだけで、20本ほどの課題があります。そのほどんどがV8以上。また、メインの岩以外にも数個の岩があって、良質な課題が設定されています。

メインの岩はまあまあハイボールなので、僕の実力でトライできる課題はあまりありません。だけど、美味しいラインにV4の課題「Bjorn Again Extended Start」(V4)が設定されていたので、これを狙う事にしました。トポにも「finishは高いけど、それほど難しくない」と書かれていて、ノーマットオンサイトで狙うにはちょうど良い課題です。
核心は明らかに下部。上部は下からだとよく見えないけど、ホールドは多そう。しかし、落ちたらおそらく怪我は免れない。さて、どうしたものか。やるかやらぬか。
30分ぐらい悩んでいました。

ま、死ぬことは無いだろうし、飛び降りられる高さまでクライムダウンはできそう。
不確実なムーブさえしなければ、何も問題は無い。
ということでやりました。

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動画を撮ったのですが、上の写真のあたりで7分間悩んでました。
これだ!と言うホールドが無くて、逡巡してしまいましたが、充実感のあるクライミングができました。

あとは簡単だけどバエル課題とかやってこのエリアは終了です。

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そして、この後は2日目に行ったBonehill Rockを再び訪れました。
と言うのも、暑さで敗退した「The Wave」(V6)に再挑戦したかったからです。この日は涼しく、岩の状態は良いはずです。マット無しでは厳しいですが、有名課題なので誰かいるかもしれません。
しかし、残念ながら誰も居らず、下部を練習してみるも、やはりかなり難しくて諦めました。
そのかわり、マット無しでもトライしやすい「Slopey Traverse extended」(V5)を登って終了。

以上が、4日間のDartmoor小旅行でした。
おそらくDartmoorでボルダリングをした日本人はこれまで居なかったと思いますが、非常に良い所なので是非訪れてみて下さい。特に初心者におすすめです。「海外でクライミングなんてエキスパートのみに許されること」ってイメージがあるかも知れませんが、日本よりもヨーロッパの方が遥かに初心者フレンドリーな岩場が多いです。正直、日本のボルダラーはめちゃめちゃレベル高いです。どこの岩場に行っても3級以上の課題にトライしている人ばかりのように感じますが、DartmoorではV3を登れれば拍手喝采です。「ピクニックのついでに岩も登って遊んでいる」といった雰囲気です。
段以上を登る人がわざわざ行くような岩場ではないかもしれませんが、V11ぐらいまではあります。そういう課題はおそらくもっと涼しい時期にトライされているんだと思います。トポがウェブ上にアップされてるのも良いですね。

さて、暦の上での休日は終わりましたが、大学は今週はお休みです。
細胞の都合で、長期間の旅行はできませんが、この休暇中にまたどこかに行きたいものです。

☆登った課題たち☆
~Bonehill Rocks~
22 Slopey Traverse (extended): V5
10 Llama Farmer: V5
24: V5
17: V4
62 Rippled Wall: V4
14: V3
33 Perry's Traverse: V3
89 Hanging Crack: V3
3: V2/3
102: Greg's Dyno: V2
11: V1/2
55: V2
2: V1
27: V1
1: V0
28: V0
35: V0
36: V0
26: 4a
13: 3c
74: 3c

~Cuckoo Rock~
72 Dyno From Undercuts: V6
58: V5
35 Mercy: V4
1 Cracked Boulder Traverse: V2
8 Zealouse: V2
11 Sharp Arete: V2
26 Dynamic Arete: V2
55 Reach: V2
22 The Slab: V0
24 Cracke slab: V0
80 Flake Crack: V0
48: 3a
その他、不明のボルダー多数

~Saddle Tor~
4 Bjorn Again Extended Start: V4
27 Hnging Foot: V3
19 The Hidden Traverse: V4
11 The Funnel: 4c


Dartmootへ小旅行~前半~

イースター休暇を利用して北アイルランドを抜け出し初めてイングランドに来ました(ロンドンの空港を除く)。
目指すはDartmoor国立公園。ボルダリングが主目的、サブ目的がトレランです。



Dartmoorを選んだ理由は、

・ランディングが良いのでマットが無くても楽しめそう
・トポがウェブ上にアップされている
・走るのも気持ち良さそう
・暖かそう
・空港から近い
・アプローチの短い岩が多い

と言ったところです。

初日は移動で半日費やしてしまったので、Hayto Rocsと言う観光名所へ。

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Dartmoorはクライミングエリアとしてはそれほど注目されてはいませんが、観光名所としては非常に人気があります。
moorとは湿原のことで、dartmoorはイギリス最大の湿原です。、
広大な自然だけではなく、青銅器時代の岩を利用した神秘的な遺跡なんかも楽しめます。
また、シャーロックホームズの舞台になったり映画のロケ地になったりしてます。深い霧が有名で、独特の雰囲気を醸し出すようです。

宿は岩場の近くのB&B。

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ここが素晴らしい所でした。
部屋からの眺めは申し分ないし、朝食はボリュームたっぷり美味しいし、暖かいシャワーが出るし、併設パブも居心地が良いです。この記事もパブでビール飲みながら書いてるし。

2日目は、あばよくば朝ランしようと思っていたけど、気持ちよく寝てしまい、朝食の時間になりました。
朝食後は1番人気のBonehill Rockへいきました。宿から車で10分ぐらい。

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草原の中には所々岩が集まっている場所があって、そういう場所をRocks、顕著な岩塔をTorと呼びます。
Bonehillはアプローチ1分ということもあって、ウェブ検索では最もひっかかるエリアです。
雰囲気はニュージーランドのキャッスルヒルのようです。が、もっとコンパクトで、岩は同じ花崗岩ですがより粒子が荒いです。

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ちょうどトライしていた地元のクライマーが居たのでマットをお借りしてトライできました。
が、一手もできず。
地元クライマー曰く、「今日は暑すぎる。3グレード違う」とのこと。それを信じることにして、もっと易しい課題でお茶を濁しておきました。

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初心者も大勢来てました。
V0未満~V2ぐらいでも美味しい課題がたくさんあります。岩も低めなのが多いので気軽に楽しめます。

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あと、馬?ポニーがその辺にたくさんいます。
羊と違って逃げません。むしろ近付いてきます。餌とか狙ってるんだろうな。

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相変わらず、どこにいっても大きな犬が自由にお散歩しています。
この犬は使用中のクラッシュパッドを枕にして昼寝してました。クライマーが落ちたらつぶされるよ。

指皮を使いきる前にcall it a dayして、トポを買う事にしました。

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ウェブ上のトポで事足りますが、この場所がとても気に入ったので、目に見える形で本棚にトポを置きたいと思ったのです。
絵葉書やステッカーを買うように、気に入った場所のトポはいつも眺めていたいものです。
で、アウトドアショップに行ったものの売っていませんでした。
しょうがないから車で隣町まで行ったけど、そこにも売っていませんでした。
さらに遠くの街まで行ったけど、そこにも売っていませんでした。
クライミングジムならあるだろ、と思ってこの地区唯一のクライミングジムまで行ってみたけど「売り切れ」とのこと。
結局、トポは買えませんでした。残念。

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だけど、この辺の街はとても美しく、歩いているだけで楽しかったです。
初めてオーボエのストリートライブを聴きました。
なんだか石畳と赤レンガの街に、オーボエの陽気なメロディがマッチして、とても明るい気持ちになりました。

☆今日の成果☆
Flama Fata: V5
Slopey Traverse: V4/5
V4以下30課題ぐらい

明日はもう少し難しいのも登りたいなあ。
涼しいうちに頑張ろう!

Mourne Montainでrock climbingとtrail runningした

僕が住んでいるベルファストからバスで1時間20分の場所に「Mourne Mountain」と言う景勝地があります。
広大な草原内に湖や湿地が点在しており、その周囲は北アイルランドの最高峰Slieve Donardをはじめ(アイルランド的には)高い山がぐるりと囲んでいます。苗場山の頂上を尾瀬ぐらいの広さにして涸沢に持ってきた感じでしょうか。

ここではハイキングはもちろんのこと、トレイルランニングやロッククライミングも盛んに行われています。
あ、そっか、両方やっちゃえばいいんだ。

という事で、クライミングシューズを持って、トレランシューズを履いて、Mourne Mountainに向かいました。

登山口は海のすぐ横です。
標高0mからっていうのが魅力的ですね。
バス停から1kmぐらい走ると森に入ります。川沿いの気持ちの良い道です。



川沿いにさらに1kmぐらい進むと森林限界となり、視界が開けます。晴れていればSlieve Donardの頂上が見えるのですが、この日はあいにくの曇り空。
よく整備された道を登り続けると写真のような壁に突き当たります。

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この壁はMourne Wallと呼ばれ、水資源を守るため?に100年ぐらい前に作られたようです。詳しくは調べていませんが、この壁が広大な湿地帯を囲んでいるようです。
壁を乗り越えて、街と反対側に降りていくと谷の中に入ることができます。

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谷の中には素晴らしいトレイルが続いていて、とても気持ちよく走れます。

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さて、走り始めてから2時間30分ほどで登る予定の岩の麓に到着です。
下の写真のほぼ中央を登っていくのが今回のルートです。

FM, 162m, VD

VDと言うのは「very difficult」の略ですが、意味は「とても簡単」ということです。
とても簡単なのでフリーソロで登ります。

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取り付きまで行ってみると、岩はびちょびちょ。
風も強く、上部は雲の中です。

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あんまり気が進まなかったけど、戻る理由も見つからず、淡々と準備を進めます。

特に緊張感も無く、ただスタンスに足を置いて体を持ち上げると言う作業を黙々と続けます。それでもやっぱり岩を登れるのは嬉しくて、自然と鼻歌なんか歌ってました。
時々雲が晴れると、素晴らしい高度感と開放感です。

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ろくにルーファイもせず、トポも読まずに登ってきたら、何も無いスラブに進路を閉ざされました。
今立っているスタンスも不安定で両手は離せず、スマホを起動してトポを確認する余裕はありません。
とりあえず安定したところまでクライムダウンできなくはないけど、すでに微妙な数歩をこなしてしまった後なので、それなりにリスクがあります。
さて、どうしよう、と逡巡しているうちにふくらはぎが攣りはじめました。と同時に反対の大腿も攣りそうです。トレランのダメージがここで現れるとは。
濡れと強風で手の感覚はとっくに無くなっているし、体も震えはじめました。
「これは本気でヤバいやつかも」と気が付き一気に集中モードへシフトチェンジ。

目の前のスラブはたかだか45度程度。スタンスもホールドも無いけど、絶対にこのシューズが滑るはずがない。3歩でホールドに手が届く。全神経を集中して3歩。安定したレッジに辿りつき、ほっと一息。

トポを確認すると隣のVSのラインに入っていたようです。
VSは「very severe」の略で「簡単かな」ぐらいの意味です。5.7とか?
でも5.7のスラブは緊張しますよね。

そしてまだ2ピッチ目の終了点あたりにいることが判明。
「まだ3分の1かあ。けっこうメンタル消耗するなあ。」

どうやらトポによると核心は次のピッチのようです。下の写真の2mほどのオーバーハングです。

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予想通り、これは特に問題無く突破。
傾斜があればあるほどホールドが良くなるので、安心感は増します。45度のスラブの方が100万倍怖いです。

このあとはVDのラインを忠実に辿り、無事に終了点へ着きました。

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雲の中で景色は見えませんでしたが、久しぶりに岩を登れたし、予想外にアドレナリン放出したので、幸せな気分でした。

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帰りは谷では無くて、尾根沿いに走りました。せっかく登ったのに降りるのもったいないし。
ずっと雲の中で何も見えず、GPSと睨めっこしながら進みました。

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雲の下に出ればあとは海まで駆け下りるだけです。
爽快!
移動距離は20kmほどでした。

ところでレトリバーってのは本当にretrieveが好きなんですね。
こんなに寒いのに、棒切れを取ってきても取ってきてもまた投げられて、またダイブ。
poor dog.

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さて、イースター休暇が近付いてきました。イギリス本島にボルダリングとトレランしに行く予定です。
その後は日本からのクライマーたちとの遠征も計画中です。
登るために、研究をがんばろう。そうしよう。

For climbing, work hard.

I'm getting into running ランニングにはまりつつある

最近、ランニングにはまりつつあります。
本当は晴れていれば岩登りをしたいのですが、シーズン的に早過ぎるし、車を持ってないのと、友達がいないので、なかなかできません。
そうなると、近所の丘とかに登ることになるわけですが、歩いて登ってもカッタルイし、登山口までバスとかで移動するのも面倒くさいので、「走って登るか―」ってことになるのです。

I'm getting into running.
To be honest, I do want to go climbing. But I don't have both car and friends. So I junst run up to hill alone.

そうすると軽く20kmとか走ることになります。
帰国したらトレランを本格的に始めようと考えていたので、せっかくだから、その準備にこのランを活かすことにしました。

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I'll join trail running race when I go back to Japan, so I started to run. And then I entried Belfast marathon on 5th May.

目標があった方が楽しいので、調べてみると、5月5日にベルファストマラソンがあることがわかりました。正直、準備期間としては絶望的に短いけど、ま、とりあえず「完走を目指す」分にはちょうど良いと思いエントリーしました。それ以降だと岩シーズンと重なってランとクライミングが両立できなくて悶々としそうだし。

もしかしたら、僕がけっこう走っているイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、3年前に無人島みたいな所に勤務していた時に、あまりに暇だから走っていたのと、あとは山でスピード重視で行動したり、日常的に気分転換に数キロのジョグをしている程度です。
だから自分のことをランナーだと思ったことは一度もありません。

マラソンにエントリーしたのは良いけれど、どのぐらいのタイムを目指すべきで、どのようなトレーニングをすれば良いのかわかりません。そこでgoogle先生に相談してみると、物凄い量の情報が出てきました。クライミングとは桁違いの競技人口なのでしょう。
レース本番の1年前から当日までの練習メニューが全部書かれていたりします(試しに英語で検索するとそこまで細かいトレーニング内容を書いたサイトは見つかりませんでした。さすが日本人)。

初めてのマラソンなので、「完走」が目標ではありますが、一応、タイムを設定したいところです。ただ、1ヵ月後のレースに対して目標タイムを設定したところでトレーニングが追いつくはずがないので、半年~1年後に別のレースに出場する前提で目標タイムを設定しました。
目標は「サブ3」にしました。3時間以内で42.195km走るという事です。
今の自分には困難なタイムですが、半年後に狙うならちょうど良い気がしました。

さて、という事で、google先生の教えに従ってトレーニングを開始しました。
で、色々とやっている中で、10kmを37分28秒で走ることができました。これはタイムアタックではなくてLT走として行ったもので、
そのまま止まることなく、さらに2km(4'30/km)を走って回復を感じました。
僕にとって、これは大きな自信となり、もしかしたらベルファストマラソンでサブ3いけるんじゃないか?と感じています。

そうなると、レース用のシューズが欲しくなります。
僕は普段、3年前に購入したアシックスのターサーというシューズを履いています。しかし、どう考えても、もう寿命を迎えている気がしたので、またgoogle先生に聞いてみました。すると「800kmで買い替えなさい」とのこと。全然ダメじゃん。そんなの真面目なランナーだったら年に何足も買う事になるじゃん。
と思ったけど、クライミングシューズは年に4~5足買っているので、それが普通なんですね。

ということで早速、ベルファスト唯一のランニング専門店に行きましたが、サブ3レベルに対応するシューズは1足もありませんでした。悩んだけど、今のターサーで長距離走れる自信が無いので(普段の練習で長い距離走る時はトレランシューズを利用しています)、ちょっとグレードは落ちる気がしたけどサッカニ―のキンバラというシューズを購入しました。



アシックスが良かったけどターサーよりもいいと思えるシューズが無かったので仕方がありません。
ターサーは初めて走ることを目的に購入したシューズで、試し履きした時は感動しました。「こんなの履いたら超スピードで無限に走れるじゃん!」って。
で、今回購入したキンバラにその感動は全くありません。新品のターサーよりは遥かに劣るけど、死んだターサーよりはいいか、ぐらいな感じです。今のところ。
でも、どうせ年に数足履くことになりそうなので、色々試していきたいと思います。

さて、話は変わって、シューズを購入する前の今朝のこと。
ターサーでは不整地は無理なのでトレランシューズで朝のお散歩ランをしてきました。

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もう何回も登っているDivis山ですが、今回は初めてridge trailという道を通ってみました。
これが素晴らしい。崖っぷちのきれいな道で、すごい開放感の中走れます。山の上はフラットだし。

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今日は天気の良い週末という事も有り、犬もたくさんいました。
大きな犬がリード無しで大はしゃぎしている光景が大好きです。あんなスピードで不整地を駆けずりまわって捻挫とかしないものかと心配になります。

あと、帰りにウシウマを見つけました。

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このランを終えて、ボルダリングワールドカップの準決勝を見て、新しいランニングシューズを購入して、今、これを書いています。
これから、ワールドカップの決勝です。
いやー、楽しみだなあ。ランニングも楽しいけど、日本人の活躍を見るのも楽しいなあ!あ、日本人だけじゃなくてオンドラとかヤンヤとか超楽しみ。

惜しくも決勝、または準決勝に進めなかった選手からも勇気と元気をもらいました。
そして、決勝に進んだ選手の皆さんガンバ!

Bouldering Worldcup is now being held. You can see on YouTube!
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いつも笑顔のペコマです!

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