今シーズンのバックカントリースキーまとめ
「ブログ更新よりも英語トレーニングを優先してしまう」と言う驚異のRIZAPマジックにかかっていて、毎週、山に行っているにもかかわらず更新できず。
今日は、昼前には下山したので、久しぶりの更新です。
さて、3週連続でスキーで山に入りました。
僕がまともにスキーを始めてから今年が4シーズン目。やっと「山で滑ってもいいかな」と思える技術が身についてきました。そこで、今年は憧れていたルートに挑戦しました。
※手元には今日の写真しかないので、先週以前の写真はまた今度
3週間前、米子沢。「米子」の読み方でアイスクライマーかスキーヤーかわかる(ちなみに神戸をカノトって読んじゃうのはかなり異常だって認識した方がいいですよ)。
巻機山は3年前にも滑っているけど、その時はまだ米子沢を滑る実力はありませんでした。今年は恐怖などを感じることも無く、ほぼ完全にコントロールしながら快適に滑り切ることができました(1ヵ所、滝が出ていてスキーを担いで横を降りた)。
2週間前、蝶ヶ岳(敗退)。「山スキー百山」(RSSA)を参考に時期的に良さそうな所を選択。しかしこれが大外れ。林道10km徒歩、下部は藪、スキーでは登れない傾斜なのでツボになると湿雪地獄ラッセル。頂上まで標高差400mを残して時間切れ。1時間で100mぐらいしか上げられなかった。下りもまともに滑れたのは数ターン。あとはストップスノーと、スキーを担いでアイゼントラバースと、激重雪の平坦道と、10km徒歩。とほほ。15時間行動。
翌日は、雨飾山(敗退)。これは本命。昨日とはうってかわって快適な登山。やっぱりスキーは雪が多い所で楽しむものですね。
狙いは南尾根からp2通過し、岩稜を登ってピークに至り、荒菅沢を滑降。
軽量化のためロープ等の登攀具は無しだったんだけど、実際に行ってみると、ちょっとフリーソロはどうなの?って雰囲気で敗退。それに荒菅沢の斜度にも圧倒された。ちょっとこれまで滑る対象としては考えられなかった傾斜。
ってことでp2からドロップ。p2直下も僕には十分な斜度でした。
斜度が落ち着いたら雪の状態も良くて、真下を向いて思う存分ぶっ飛ばしました。振り返ると我ながら美しいシュプール。最高!
今週、谷川岳西黒沢。
谷川岳も一回滑りに来たけど、その時は実力不足で天神尾根往復以外は有り得なかった。

今回は芝倉沢の予定だったけど、芝倉沢はデブリで埋まっているかもって言う情報もいただいたので、もしも西黒沢が滑れそうな状態なら西黒沢をやろうってことで偵察しつつ天神尾根を登る。一ヵ所、滝が出ていて、その周囲がクラックだらけ。でもミクロな目で見ればやれないこともない?

上から見ると、クラックって見えないものなのね。
なんかもう滑れる気しかしない。西黒沢に決定。

ってことで、オキの耳を空身で往復して、トマの耳で滑降準備。

まずは肩の小屋あたりから広大なバーンを自由に滑る。天神尾根の登山者から丸見え。絶対見てるでしょ。
と言うか、スキーを持たない登山者が多くて驚いた。もう、僕はスキーを持たずに春の谷川に登るなんて考えられない。
西黒沢に入り込むまでは程良い傾斜で、自然にスピードに乗れる。

沢が狭まり、傾斜も出て、いよいよ核心部。
上級者にとっては気持ちの良いザラメなんだろうけど、僕にとっては横滑りでも支持力が得られず滑落しそうな恐怖感。下にはいくつもクレバスが口をあけていて、さらに下には滝が待っている。絶対に滑落は許されない場面。
気温もどんどん上昇しているので長居はできない。慎重に、だけどスピーディーに核心の喉部分を通過。

喉を通過して傾斜が緩むとデブリーランドの始まり。幸い、古いのが多くて、だいぶ周囲と馴染み柔らかくなっているのでそれほど困らない。
相変わらずクレバスは無数にあるけど、とりあえず滑ることはできる。
いよいよ懸念していた滝の通過。

スキーを担げば降りる事はできるけど、スキーの脱着を躊躇うぐらいの傾斜があるし、うまく弱点をつなげば脱がずに突破できそう。
その結果、写真で見えているクラックをちょい飛びすることになりました。
あー、ドキドキした!
あとはデブリの間をすりぬけながら快適なザラメを愉しんで終了。

12時前には下山。湯沢駅で飯食ったり試食したりして、ノマドなう。
明日はもう少し充実プランです。
楽しみ!
今日は、昼前には下山したので、久しぶりの更新です。
さて、3週連続でスキーで山に入りました。
僕がまともにスキーを始めてから今年が4シーズン目。やっと「山で滑ってもいいかな」と思える技術が身についてきました。そこで、今年は憧れていたルートに挑戦しました。
※手元には今日の写真しかないので、先週以前の写真はまた今度
3週間前、米子沢。「米子」の読み方でアイスクライマーかスキーヤーかわかる(ちなみに神戸をカノトって読んじゃうのはかなり異常だって認識した方がいいですよ)。
巻機山は3年前にも滑っているけど、その時はまだ米子沢を滑る実力はありませんでした。今年は恐怖などを感じることも無く、ほぼ完全にコントロールしながら快適に滑り切ることができました(1ヵ所、滝が出ていてスキーを担いで横を降りた)。
2週間前、蝶ヶ岳(敗退)。「山スキー百山」(RSSA)を参考に時期的に良さそうな所を選択。しかしこれが大外れ。林道10km徒歩、下部は藪、スキーでは登れない傾斜なのでツボになると湿雪地獄ラッセル。頂上まで標高差400mを残して時間切れ。1時間で100mぐらいしか上げられなかった。下りもまともに滑れたのは数ターン。あとはストップスノーと、スキーを担いでアイゼントラバースと、激重雪の平坦道と、10km徒歩。とほほ。15時間行動。
翌日は、雨飾山(敗退)。これは本命。昨日とはうってかわって快適な登山。やっぱりスキーは雪が多い所で楽しむものですね。
狙いは南尾根からp2通過し、岩稜を登ってピークに至り、荒菅沢を滑降。
軽量化のためロープ等の登攀具は無しだったんだけど、実際に行ってみると、ちょっとフリーソロはどうなの?って雰囲気で敗退。それに荒菅沢の斜度にも圧倒された。ちょっとこれまで滑る対象としては考えられなかった傾斜。
ってことでp2からドロップ。p2直下も僕には十分な斜度でした。
斜度が落ち着いたら雪の状態も良くて、真下を向いて思う存分ぶっ飛ばしました。振り返ると我ながら美しいシュプール。最高!
今週、谷川岳西黒沢。
谷川岳も一回滑りに来たけど、その時は実力不足で天神尾根往復以外は有り得なかった。

今回は芝倉沢の予定だったけど、芝倉沢はデブリで埋まっているかもって言う情報もいただいたので、もしも西黒沢が滑れそうな状態なら西黒沢をやろうってことで偵察しつつ天神尾根を登る。一ヵ所、滝が出ていて、その周囲がクラックだらけ。でもミクロな目で見ればやれないこともない?

上から見ると、クラックって見えないものなのね。
なんかもう滑れる気しかしない。西黒沢に決定。

ってことで、オキの耳を空身で往復して、トマの耳で滑降準備。

まずは肩の小屋あたりから広大なバーンを自由に滑る。天神尾根の登山者から丸見え。絶対見てるでしょ。
と言うか、スキーを持たない登山者が多くて驚いた。もう、僕はスキーを持たずに春の谷川に登るなんて考えられない。
西黒沢に入り込むまでは程良い傾斜で、自然にスピードに乗れる。

沢が狭まり、傾斜も出て、いよいよ核心部。
上級者にとっては気持ちの良いザラメなんだろうけど、僕にとっては横滑りでも支持力が得られず滑落しそうな恐怖感。下にはいくつもクレバスが口をあけていて、さらに下には滝が待っている。絶対に滑落は許されない場面。
気温もどんどん上昇しているので長居はできない。慎重に、だけどスピーディーに核心の喉部分を通過。

喉を通過して傾斜が緩むとデブリーランドの始まり。幸い、古いのが多くて、だいぶ周囲と馴染み柔らかくなっているのでそれほど困らない。
相変わらずクレバスは無数にあるけど、とりあえず滑ることはできる。
いよいよ懸念していた滝の通過。

スキーを担げば降りる事はできるけど、スキーの脱着を躊躇うぐらいの傾斜があるし、うまく弱点をつなげば脱がずに突破できそう。
その結果、写真で見えているクラックをちょい飛びすることになりました。
あー、ドキドキした!
あとはデブリの間をすりぬけながら快適なザラメを愉しんで終了。

12時前には下山。湯沢駅で飯食ったり試食したりして、ノマドなう。
明日はもう少し充実プランです。
楽しみ!
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