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栂池でバックカントリースキー

用事があって土曜日しか出かけられないのでスキーでお散歩をしてきました。
栂池高原スキー場をベースとしたバックカントリーコースの中で最も入門的なルートの1つである白馬乗鞍往復に挑戦しました。

このエリアに来るのは初めてなので普段の様子は知らないですが、激混み。
ゴンドラ待ちの半分以上はザックを背負っています。アイスクライミングも最近人気が出てきましたが、BCスキーはそれよりも遥かに人口が多そうです。

天気も最高。
汗ばむ陽気。
五竜や鹿島槍の眺めが素晴らしい。



ただただトレースを辿っていくと白馬乗鞍の山頂にたどり着きました。

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自分の力で登ったとは言えないけど、それでも山頂は気持ちが良いものです。

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ここまではアンダーシャツだけで登ってきたけど、さすがに山頂付近は風があって寒い。
ささっと支度をしていざ滑降!

パウダーいただき!
って思ったら、すでにけっこう重い。足を取られて転んじゃいました。

標高を落とすと地獄の湿雪。
ほぼ真下に落とさないと僕の実力ではまともにターンができない。練習あるのみですね。
昼過ぎには駐車場に戻ってきました。残りの時間はゲレンデで。
圧雪されたゲレンデはいい感じにザラメで滑りやすかったです。
久しぶりにパークで飛んだりして「絶対スキーも上手くなりたい!」と再認識。クライミングと同じぐらいスキーが滑れるようになればさぞかし楽しいだろうなぁ、と思うのです。

帰る予定だったけど、翌日も10時ぐらいまでは滑る時間があったので急遽泊まることに。
屋根が真っ赤な素敵なホテルに泊まりました。
バイキングも思ったよりも混んでないし美味しくて満足(夜も朝も一番に並んだけど)。

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翌日はコルチナスキー場。
ガリガリで終わってました。修行だと思って2時間頑張って帰宅。

さて、来週からはアイスではなくて歩き系の山にシフトしていきます。
春はなんだかワクワクする季節ですね!
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北海道でアイスクライミングしてきたよ

旭川で狩猟生活を送っているというGT氏を訪ね、北海道に行きました。



金夜に職場から直接北海道へ。
旭川空港までGT氏が迎えに来てくれて、そのまま飯。北海道は塩気の強いものが多く、僕の口に合います。
「焼肉を食べ終わった後の焼肉のタレを飲まないなんて信じられない」と言う僕の考えに同調してくれる人に出会えたことがこの旅一番の収穫でした。
その夜は茶さんも合流し3時まで飲んでた。

土曜日は、層雲峡のパラグーフォールへ。

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今シーズンはアイスクライミングばっかりやっているけど、やればやるほどあんまり面白味を感じられなくなっちゃっいました。上達を感じられていた時期は楽しかったけど、ある程度登れるようになっちゃうとスポーツとしての楽しさはほとんど無くなってしまうように思います。
でもドライは面白い!
パラグ―右側の細いクラックラインは単純なフッキングだけでは登れない、中々の好課題でした。経験が少なくてグレードのことはわからないけどM6とか?(写真はレオナ氏)

レオナ氏は5.14のスーパークライマーらしいけど、そんなこと知らず「しっかり引き付ければいいんですよ」とかアドバイスしちゃった自分が恥ずかしい。雪があったら潜りたい。

夜はGT宅でチッペが捌いた刺身や山形県名物の中華鍋などを茶さんが持ってきた高級日本酒などと共に。
この日も笑ってばかりの愉快な1日でした。

日曜日はカミホロ。
既に引退気味の僕は山登りなんてやらずにゲレンデトップロープでブランコごっこしたかったけど、早朝からチッペとGTが岩ギアの用意を始めて、僕が起きた時には「はい、じゃあペコマはこれ持ってね」とチッペに巨大トライカムを渡されたので、嫌々ながらカミホロに向かう。

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カミホロでの「良い天気」は通常の意味とは正反対らしい。
そんな「良い天気」での登攀を楽しむことを「ビバカミホロ」と言うらしい。

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アプローチは平和だったけど、化物岩取り付き辺りで風が強まり、稜線近くはかなり強風でした。
「これはビバなのか?」とGTに聞くと「これはプチビバ」とのこと。風は気持ち良いけど、雪とホワイトアウトが足りていないらしい。

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化物岩全景。
北海道では入門のアルパイン道場だけど、八ヶ岳よりは傾斜も環境も厳しい。
次は正面壁でビバカミホロしないととダメかなあ。嫌だなあ。

夜はジンギスカン。
だけど混んでて順番待ちだったので、その間に寿司。
この日は肉の王子様などにも遭遇することができて、とても有意義でした。

月曜日は層雲峡の銀河の滝へ。
渡渉はアイゼン装着すれば登山靴でOK。
でもチッペはこんな感じ。

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アイスクライミングはつまらないけど、高い所に登るのは楽しい。
日本にはでっかい滝が少ないので、手軽に200m近く登れる銀河の滝は素晴らしいです。

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傾斜は緩いのでアイスクライミングとしても簡単。
ただし、雪の処理やグズグズになった氷や巨大クラックや水の流れなどへの対処があって「駆け上がる」って雰囲気ではありませんでした。もうシーズン終了って感じ。

ラーメン食べて、空港まで行って帰京。

毎日登って、食って、飲んで、笑って、楽しい日々でした。
次はGTが捕った熊を食べに行きます。
茶さん、GT、ありがと!

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錫杖で3ルンゼグラスホッパーと1ルンゼと左方カンテにトライした

初めて冬の錫杖で登りました。
冬ではなくて春でした。

5時に駐車場出発。
出合付近の壁がよく見える所にテントを張って、装備を整えて出発。

9時3ルンゼ登攀開始。



ルンゼ直下左側の緑の大木からスタート。
1p目チッペ
簡単なのでロープがいっぱいなったら少し同時登攀

2p目ペコマ
簡単な氷を登ると、なんと洞窟が!

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出口の青空に向かって這い上がる。
楽しい!

3p目チッペ
A0らしいけど頑張ってフリーで超えていった。
フォローで登ったけど、けっこう悪い。チッペはイケイケだ。
10mほど同時登攀で終了点。

終了点のコルに飛び出ると、槍穂どーん!!
これは凄い。思わず感嘆の声が漏れる。

ん?
3ピッチで終わってしまった。トポと比べてもどうしても辻褄が合わないが、まいっか。

グラスホッパーは思っていたよりもコンパクトだけど、氷の状態もいいし立ってるし楽しそう!

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基部まで移動。ペコマ。
雪の状態がちょっと悪くて緊張のトラバース。

1p目チッペ。
85度ぐらいの適度な難しさが休まず続く。快適。

2p目ペコマ。
簡単な氷を15mぐらい登ると広い雪原に出る。これはこれで気持ちが良い。

15時頃登攀終了。
目の前の細めの木から2ピッチで降りられた。

そして、実はちょっと狙っていた右ルンゼ。

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かっこちょいー!
右の洞窟からつららトラバースしてメインの氷柱に乗り移るまでが核心。
今まで何人ぐらい登ってるんだろう。
しかし、今回はトライできる状態では無いのでまた今度。

翌日は早朝から1ルンゼへ。
ジャンケンで勝ったペコマからリード。

えっと、どう考えても氷、つながってないし、シャワーだよね…。
(写真は帰りに撮ったもの)

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実際に登ってみると「あー、はいはい。無理なやつね」って感じで、「一応チッペと交代して2人で攻めたけど駄目でしたー」、ってお茶をにごすつもりだったけど、トライカムがバチ効きだったので、つっこむ素振りだけはしておくことに。

「落ちるからよろしくー!」って言いながらクラックを耕しつつジリジリ進む。その間、シャワー。手袋は当然のことながら靴の中もタプタプ。
なのに、アツい。
パンプの限界で意を決してよくわからんチョックストーンにひっかけたアックスで足ブラ。
何回も気合いの雄叫びを上げながらなんとかへばりつく。
岩にちょっと乗った雪面に思いっきり叩き込んで乗り上がってブランクセクション終了。
うわー。久しぶりに魂震えたー。

その上は雪を使えたけど、蹴ると落ちて岩になる。
「このアックス2本とアイゼンの爪2本の計4点は全てこの小さなベルグラを支持してるけど、ベルグラ落ちたらどうしよもないよなー」
とか思いながら激ランナウト。簡単だけど痺れた。

2ピッチ目から上は太陽燦々で登れる状態ではないので諦めて下降。

左方カンテに転戦。
1ピッチ目チッペ。
最後の岩がけっこう難しい。テムレスはジャムがよく効くらしい。

2ピッチ目ペコマ。
完全に岩。素手で登ったが、予想外に悪い。
お散歩気分だったのに、急にガチモード。

その次のルンゼは氷が腐って、先行パーティーも敗退していたので、うちらも終了。

ってことで錫杖は春でした。
次は冬に来よう!

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