阿弥陀北稜を登った

今シーズン初冬山として阿弥陀北稜に登ってきました。
数日前まで全く雪の無かった八ヶ岳ですが、どうにか冬山になりました。



7時駐車場出発。
南沢の半分ぐらいまでは雪はありません。行者で30cmぐらい。
暖かくて、滝が凍る雰囲気ではありません。今シーズンはアイスクライマーにとっては本当に外れですね。

9時半アタック開始。
阿弥陀北稜へのトレースは無し。たぶん今シーズン一番乗りです。

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ハイマツの上に30cmぐらい雪が乗ってる感じで、ラッセル藪漕ぎ。不快。
そうは言っても小さな山なので我慢していればすぐに岩場。

あれ?こんなに悪かったっけ?って思うぐらい悪かったです。
ホールドもボルトも雪をかき分け探すのはいいんだけど、困ったのがスタンス。平らな雪面に足を置いたつもりでもアイゼンが岩に到達してしまい予想外の方向に滑る。だからいちいち雪を払って岩の形状を確認しないと怖い。
ナイフリッジも岩稜の上にサラサラの雪が乗っただけ。四つん這いになって跨いで通過しました。

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阿弥陀頂上に14時半。
やはりけっこう時間がかかった。

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阿弥陀からの下山も大変でした。
いるもなら駆け下れるのに、今回は一歩ずつ全部丁寧に置かないと地面の岩に足をとられます。
そんなこんなで思った以上に充実した山行で16時半に駐車場着。

アイスの人には残念なシーズンかも知れないけど、それでも雪を纏った山は今年も美しく輝いています!

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1500mの測定をしてみた

今日は1500mのタイムを測ってみました。

これまでの自己ベストは中学生の時の4'50でした。たぶん中3です。
高校では運動部ではなかったので体力がおちて5分台か、もしかしたら6分台かも。
大学では二日酔いなのでよくわからず。

大学卒業間近の暇な時期にちょくちょく走っていて、その時はだいぶ走れる感覚がありました。山では僕より速く歩ける人はチッペぐらいしかいないし、大学の同期生の中でも僕より速く走れる人はいなかったと思います。
そこで、当時の僕は「さすがに中学生の頃の自分よりは速いだろう」と思い、1500mを測ってみることにしました。
ストップウォッチを手に持って400mトラックを走り始めたのはいいんだけど、200m40秒のペースがおそろしく速くて600mぐらいで「このペースで1500は無理」と諦めてしまいました。
山には中年のおじさんおばさんしかいないし、大学の同期生は真面目に国家試験の勉強をしているだけであって、僕が速いわけではないことを思い知らされました。

そして大学卒業後の3000m測定で10'18。
1500で5分切れるかどうかってところだと思います。

さて、それから7年経ちました。
その間、山のためにジョギングを習慣にしてはいたものの心肺に負荷がかかるようなトレーニングは行ってきませんでした。そんな元気があったらクライミングしたいし。

「精神の時の島」に赴任してからはほぼ毎日欠かさずに6km走るようになりました。
赴任当初の8月は暑すぎて6kmを走りきるのが精一杯。だけどそれも慣れるもので、走っているうちに普通に走れるようになってきました。
10月ぐらいから朝晩は少しは涼しくなってきたので(25度ぐらいあるけど)、ランニングウォッチを購入して3000m9分台を目標に走り始めたのは前にこのブログに書いた通りです。

最近は3'20/kmのペースにも慣れ、インターバルトレに900m(3'20/kmペース)を組み込めるようになってきました。
そして今日、仕事中に急に思いついたのです。

「あれ?インターバルトレで900mやれるんだったら普通に1500m4分台で走れるんじゃないか?」

仕事終わって急いで着替えて、いつもとは違う、滑走路脇の道へ。
ここはなんと直線3000m!普段は面白くないから別の道を走るけど、今日はここで測定します。

走り始めると体が軽くて違和感。いつもはインターバルトレで3'20/kmを練習してるからフレッシュな状態だとペースがつかめない。300m通過が54秒(目標は60秒)。おうおう、すごいスピードじゃん。
ちょっとペースを落としそのままキープ。900m以上はまだ経験していないので途端に呼吸と、それからなぜか腕が辛くなってきた。でもペースを維持したまま1500mは走り切れることを確信。そのままフィニッシュ。



やっと中学生の自分に追いつきました。
30歳を過ぎてからでもちゃんと伸ばせるんだなあ。
現在の自分が過去の自分を追い抜き、今まさに自分の能力の限界を広げている最中なんだと思うとワクワクしますね。

3000m9分台も手の届く範囲に近付いているのを感じます。
これからも無理せずのんびり、だけど毎日少しずつ心肺に負荷をかけていきます。
「精神と時の島」では猫さんとお話しする以外に心癒されることはほとんどないけど、今日は満たされた夜を過ごせそうです。

精神と時の島

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瑞牆の「隠し金探し」(5.11c)で見つけたもの

瑞牆で「隠し金探し」(5.11c)を登りました。
1987年に拓かれたルートで、不動沢を代表するルートのひとつです。
ルート名の由来は3p目の途中にある水晶の詰まった穴と言われてますが(写真)、この穴に隠されているモノを探しに行きました。



アプローチは簡単で、特に問題になりません。
とりつきも明瞭。小さいけどハングを超える迫力ある滝と、ちょっとしたゴルジュから美しい淵が続き、特別な場所という感じがします。登山道がすぐ対岸にあるはずなのに山奥にいる感覚です。

南の島で猫さんと過ごす僕とは違って、しっかり花崗岩を登りこんでいるチッペが核心の1pを担当です。
グレードは当初5.11aと言われていましたが、今では5.11cでも厳しい部類のようです。チッペが先日登った「トワイライト」が5.11cだということを考えるとオンサイトできる可能性はかなり低いでしょう。

気合十分、スタートのハンドクラックをスムーズに登っています。
クラックが途切れて左にトラバース(写真)。傾斜は緩く、スタンスも十分あるのでこの辺りは問題ないでしょう。

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ここからの途切れ途切れの甘いクラックが核心でしょう。
ゆっくりと、だけど確実に高度を上げるチッペの集中力と緊張感がロープを通じて伝わってきます。
「ガンバ!ガンバ!」とビレイする気持ちをロープに込めました。
何回か落ちそうになりながらも気合でねじ伏せ、いよいよ最終局面。

人は強い心と弱い心を持っていますが、チッペはどっちの心も極端に発露します。
凄い精神力で壁に立ち向かうこともあれば、どうしようもなく勇気が出ないこともあります。
時間との勝負になるような本チャンやマルチピッチで、チッペの弱い心が出現してしまうと敗退に追い込まれる可能性もあります。先日のスコーミッシュでも5.6のランナウトで動けなくなってしまいました。
そんなチッペの弱い心に対する不満を常に抱えたまま一緒にクライミングを積み重ねてきましたが、これからもっと高度なクライミングを行うためには強い心と弱い心のバランスをとる必要があると感じています。

1p目の終了点まであと数メートル。もうプロテクションはとれません。
オンサイトできるかもしれない興奮、絶対に落ちたくない緊張、ランナウトの恐怖もあったと思います。
そういう気持ちを全部混ぜたような叫び声が不動沢に響きました。

「うおー!絶対に登る!」

終了点の目の前で最後のダイクへの立ちこみ。
ボルトは、はるか足の下。
地面からホールドまでは見えないけど、チッペがギリギリのことをやっているのは痛いほど伝わってきます。
そして完登。

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初めてビレイをしていて泣きそうになりました。
本当によく頑張ったね。偉かったね。

2p目(5.10c)。僕がリード。
ポケットやダイクでのマントルの繰り返し。ランナウトのほどよい緊張感。岩の海で波を乗り越えるように爽快でした。
最後の凹角で非常に苦労しました。たぶん僕はかなり難しく登ってしまったんだと思います。まだまだ修行が足りません。

3p目(5.10a)。チッペリード。
10m以上のランナウトは当たり前。弱い心のチッペでは何時間かかっても登ることは不可能なピッチでしたが途切れることなくロープが伸びます。

「ああ、チッペはこのルートで何かを見つけることができたんだな…」

僕も満ち足りた気持ちで下降しました。

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60mシングルで4回。木とラペルステーションで快適に降りられます。

中途半端に時間が余ったので移動してボルダリング。

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「ナーガ」(1級)と「阿修羅」(初段)を登りました。

さて、「隠し金探し」の穴で見つけたもの。
色々ありました。
チッペよりもっと心が弱い僕だけど、この冬は自分への挑戦をします。
どうして僕たちは山に登るのか。その問いに明確に答えることは難しいけど、答えの一部は「隠し金探し」の穴に隠されていました。

さあ、やったるでえ!
おらっちガンバ!

武尊山に登った

武尊山に登ってきました。
穂高じゃないよ、武尊だよ。

もう車の中から紅葉が凄くて、俄然てんうな(テンション鰻登り)ですよ。

image (4)

武尊神社から時計回りに歩くコースにしました。
コースタイムは7時間ぐらいか。ってことで4時間ぐらいを想定して歩く。この時期はスピードを上げても汗をかかないから快適。
残念ながら登山道は杉の植林で紅葉は楽しめず。

西側斜面なので日があたらず、物凄い霜柱。
当然、帰りは地獄の泥んこ道。
そして頂上直下の岩場は所々ベルグラ。冬壁を感じました。
不思議だったのは鎖場に打たれた多数のボルト。

あ

大げさじゃなくて、本当に1mおきにクライミングでお馴染みのボルトが打たれていました。だから数十個のボルトがあったと思います。足で踏む用かな?リード練習用ってこともないよな。山には不思議がたくさんです。

image (2)

予定通り1時間半で登頂。
ウルトラ気持ちが良い山頂。安定の100名山。これだから100名山ハンターはやめられない。

image (1)

谷川や上州の山々はもちろんのこと、富士山、八ヶ岳なんかもはっきりと見えました。
遠く北アルプスは既に真っ白。
いよいよ厳しくも美しい季節がやってきますね。

帰りは剣ヶ峰によって2時間ぐらいで下山。
行きに抜かしたオジサンにぶったまげられた。

「もう1周まわってきたんですか!?私はまだこんな所におります。」

と言って笑ってた。

僕は山では基本的に早く歩きます。
「ややきつい」ぐらいのペースです。トレーニングの為ってのと、時間を有効に使いたいから。
「そんなに急いだらもったない」って考え方もあると思うけど、日帰り登山にそういうものを求めていません。

ってことで15時に帰宅。
シャワー浴びて、スタバで勉強。
ほーら、とっても充実の1日になりました。
じゃ、これから肉食べに行くね!

※裏見の滝は立ち入り禁止になっています

小川山で「エンドルフィン」(5.13a)を登った

小川山で「エンドルフィン」(5.13a)を登りました。

IMG_0944.jpg

去年の夏に一回触って、その時にムーブはできたけど完登できずに宿題になってた課題。
今回は岩の状態が良くて、すぐに登れました。
ハイボルダーとして捉えれば非常に魅力的な課題だけど、ルートとしては「うーん」って感じの課題。5.13aのグレードがついているけど初段のボルダリングというべきです。

ボルトは4本。だけど、とりつきから2本目までかけられます。そして3本目はかけてからクライムダウンできます。ってことで登っている途中でのクリップは1本です。終了点はマントルを返してから。
右手ポケットをとる1手が核心で、そのポッケで4本目をクリップしてからマントルなんだけど、僕はポケットのかかりが浅いまま耐えてしまい、クリップできずにそのままマントルしてしまいました。
ってことでクライミング中のクリップは1本も無し!

「そんな風に登って嬉しいの?それでこの課題登ったって言うつもりなの?どうせなら紐つけずにやりなよ。ま、ペコマがこれで満足っていうなら私はどーでもいーけどさ。」

ってチッペに呆れられたけど、はい、僕は満足です。
僕は「スポーツクライミングにクリップ不要説」を唱えてますからね。それを実践しただけさ。

その後は移動して砦前衛壁で「修行僧」(5.12b)にオンサイトトライ。



ちゃっかり核心(?)の右手カチ取りで落ちましたよ。
その上も難しかった。ムーブを固めたので次回は登れそうだけど、それでも50%ぐらいの成功率のムーブが1ヵ所あります。
これが5.12bかあ。エンドルフィンの5.13aよりも遥かに厳しく感じるのでした。
「修行僧」はいかにも花崗岩垂壁って感じで、ジムでは有り得ないようなムーブのオンパレード。ことごとく裏切られるホールドにニンマリしちゃいます。

被ったスポーツルートだったら5.14も何となく想像できるし練習すれば登れるようになる気がするんだけど、こういう花崗岩のスラブや垂壁の5.13以上って全く想像できない。それでも少しずつ岩に自分の体を馴染ませる感覚は身についてきてるように感じるので、このまま一生懸命やってれば登れるようになるのかな。

ま、登れるようになるには登るしかないね!
おらっちガンバ!
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いつも笑顔のペコマです!

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