南の島のボルダー群

1年間、南の島で勤務することになりました。

太平洋のど真ん中に浮かぶ絶海の孤島。
島には定住住人は居らず、本土との通信手段は公衆電話とFAXのみ。
ジャングルに囲まれてサソリとムカデの恐怖に怯えながら過ごす日々。
水不足で風呂も入れない。紫外線と潮風でぼろぼろになった建物。
売店は週に4時間だけオープンし、狂ったように生活必需品を奪い合う。

そんな前情報に翻弄されつつ、8月某日、我が社の航空機で島の滑走路に降り立った。

海が青い!
湿気は高いが埼玉の猛暑と比べれば風が清々しい。
真っ赤なハイビスカスに目を奪われると、エメラルドグリーンの小鳥が目の前を横切り鬱蒼としたジャングルに消えていく。

宿舎に案内される。
クーラーは24時間稼働し、涼しい。
冷蔵庫の中には前任者が残してくれたビールと肉。
外に出れば、子猫が足元にすり寄ってくる。
夜になれば地平線近くに南十字星。

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歓迎会では、島で取れた魚や他の社員が実家から持ってきてくれた物を使った素晴らしい手料理の数々。ビール、焼酎、日本酒、ウィスキー、ワイン、泡盛、何でも出てくる。
小さな島での共同生活だから、暖かい。ほとんどの社員が歳上だが、新しく来た若輩者の僕のことを先生と言って慕ってくれる。ジョギングをすれば、すれ違う人がみな手を上げて挨拶してくれる。
新しい環境なのになんだか懐かしいのは学生時代の6年間の寮生活を思い出すからだろう。ラッパで起床するのも悪くない。

さっそく岩探し。
海岸は崖が多いが、どこも脆い。地熱が高く、至る所で水蒸気が上がっている。
ジャングルの中にもボラダーが点在しているが、藪漕ぎが酷すぎて近付けない。
ある日、ジョギング中、遠くの砂浜に黒い岩がゴロゴロ転がっているのを見つけた。走るには遠すぎたのでマウンテンバイクを借りてアプローチ。その日は崖に道を阻まれ断念。
翌日、大回りして目的の浜に到着。

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あるある!
手頃な岩がゴロゴロ。硬さも申し分なし!

こうして南の島のボルダー開拓が始まりました。
どこまで開拓できるかわからないけど、やるだけやってみよう。

今後、別のクライマーがトライすることはまず無いでしょう。
誰と競争するわけでもないし、記録に残るわけでもない。
それでも、岩に課題を設定し、登る。登れれば、より厳しい課題を設定してまた登る。
そういう行為を1年間やってみます。

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劔岳源次郎尾根を登ってきた

劔の源次郎尾根を登りました。
大学山岳部の後輩が憧れていたルートということで、指導役としてついて行きました。
日曜日のうちに下山する必要があったので、尾根上ビバークで計画。結果的には大成功でした。

天気は快晴!2500m以上の世界でも暑い暑い。



雪渓も緩んでつぼ足でOK。
初めての源次郎尾根だったけど、取り付き明瞭。視界があればまず間違えないでしょう。
最初は急な藪登りで、全装備を担いでいるとうざい感じだったけど、森林限界を超えれば快適そのもの。
岩も硬いし、景色は最高。

そして2峰の懸垂終了地点(2730m)でビバーク。16時頃着。

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こっち側には八ツ峰、向こう側には別山。あっちは劔本峰。熊の岩のテントもはるか眼下に小さく、白馬なんかも手に取るよう。最高のロケーションでした。
4人で寝るには平坦地は少なかったけど、まあ、どうにかって感じかな。

翌朝は4時出発。劔沢からはすでに多くの登山者が劔を目指すヘッデンの列が。
約40分で劔岳登頂。

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ちょうど日の出と同時で、感動的なフィナーレでした。
登り登山者とのすれ違いのストレスもほとんど無い時間帯にさくさくっと下山。
室堂9時半、扇沢11時。
そして自宅15時半。
ってことで、とりあえずプシュするね!
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