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吾妻山ボルダーと安達太良ボルダー

夏休みは肉部公式合宿で米沢に行きました。
肉部報告はチッペがすると思うので、僕は部活の途中で行ったボルダリングについて少し。

肉部活動が忙しいので山に使える時間は限られています。ってことで初日はとりあえず100名山ハンターとして吾妻山へ(ペコマは2回目)。念のためクライミングシューズを持って。



そしたら、あるある、吾妻山ボルダー。
岩は大きく無いけど、少しぐらいであればそれっぽい課題を設定できます。前に来た時は登山靴で消化不良だったので、今日はクライミングシューズで本気トライ。
写真でチッペが登っている岩の正面左カンテからハングを超えるラインを完登。
流石にチョークを使うわけにもいかず(使ってはいけない理由は無いような気もするが、この記事でそういう議論は無しってことで)、マントルがぬめるぬめる。

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肉部活動があるので急いで山頂を踏んで走って下山。

2日目は天気が悪かったので山形のクライミングジム「FLAT」へ。噂通りの気持ちの良いジムだったけど、何しろ暑すぎる。そして肉部活動の疲労も有り、パフォーマンスはイマイチ。課題は面白い!マーブーほどとんがった感じでは無いけど、1つずつの課題に集中しやすくてとても良かったです。僕としてはあのぐらいの課題密度で定期的にホールド換えがあるジムがいいな(そういう傾向のジムが増えている気がする)。

3日目は前から行きたかった安達太良ボルダーへ。
いやー、凄い所だった。

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こんな滝の落ち口を超えて奥へ入ると…

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こんな世界が広がっているの!
写真に写っている1個1個の岩がちょうど良い大きさのボルダー!
あんまり公表出来ない理由なんかも何となくわかるけど、一度は行く価値があるんじゃないかな。

課題はYouTubeなんかでいっぱい出てくる1級とか初段とかよりも、4級以下ぐらいの無名課題がむしろ素晴らしい!
この写真のクラックなんて世界のどこに出しても恥ずかしくない初心者向け課題だろうな。

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この日も酷暑で、初段や1級で精一杯。
次はもう少し涼しい時期に仲間とセッションできたら最高だろうな!また行きたい!

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大ヤスリ岩でハイピークルートを登ってユグドラシルを触った

有給を利用してヒロと瑞牆に行ってきました。
暑くて難しいクライミングは無理ってことで、標高も高くて気持ち良さそうな大ヤスリ岩へ。せっかくなのでユグドラシルの下見をしてきました。



アプローチは登山道なので分かりやすかったです。普通に歩くと取り付きの広場に着いて、ドーン!と壁が現れて一気にテンうな(テンション鰻登り)です。この時点で日本離れした景観に感激(クライミング始める前に瑞牆山に登った時は岩を見てもそれほど感動しなかったし、同じ現象はエルキャプでも経験しているが、まあそんなもんだ)。

まずはハイピークルートで頂上へ。
5.9のワイドは思った以上にまともなクラックで馬鹿にできません。悪名高きハイピークルートだけど(1,2ピッチ目のボルトが無ければ)めちゃめちゃいいルートだと思います。隠された中庭も、そこから見える細長く切り取られた景観も素晴らしい。
3ピッチ目のボルトラダーは頂上に至る為に必要なボルトです。1,2ピッチ目のボルトとは全く別の意味があるので、このボルトラダーはハイピークルートの評価を下げるものでは無いと思います。ボルトラダーの開始位置も合理的で違和感なく登れます。頂上からの視線が熱すぎることに関しては人それぞれってことで。
1カ所、リングも細引きもついていないボルトがあったので、ナッツのワイヤーとかあるといいです。僕は持ってなかったので細めのスリングをクローブヒッチで巻き付けて突破。そこと、最上部の細いリングが緊張しました。

頂上にロープをFIXしてユグドラシルのラインを下降。

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今回はフィックスロープにぶら下がってお触りです。

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ユグドラシル取り付きの「金魚鉢テラス」からクラックをトラバース。まさに「飛び立つ」イメージ。
1p目は岩の状態も良くてムーブはさくさくと解決。これはレッドポイントできそう。

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2p目はぬめってきたこともあると思うけど、1p目よりだいぶ難しく感じた。
特に核心部分はけっこう厳しく、レッドポイントするにはもう少し練習が必要そう。

そして、驚いたのは最後のランナウト。もしもオンサイトトライしていたら、生まれたての子鹿現象が永遠と続き最後にはヒラメ筋が限界に達しスラブを転がり落ちることになったでしょう。
よくあるよ、10mぐらいランナウトすることは。でもそれって5.7とかじゃん。まあ落ちる事は無いけど怖いよねって笑いながら語れるレベルじゃん。
ユグドラシルのラストはボルトから5mぐらい離れても普通に落ちちゃうよ。5.10以上はあると思う。カンテってこともあてサイドホールドが多いの。ってことは足が悪いってこと。
これをオンサイトってどんだけの充実感だよ。僕はレッドポイントでも十分幸せになれそうです。

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ということで、秋にはレッドポイントを目指したいな(もちろん上部のリハーサルも繰り返してからね)。
あと巨大ポッケのプロテクションはどうすればいいんだろ。知ってる人が居たら教えて下さい。

離島での過ごし方

8月から一年間、離島での勤務になりそうです。
ドクターコトウみたいな感じです。

30歳になった頃から大人になりつつある自分を感じています。
自分の限界を理解したり、ある意味「飢え」が少なくなったり、色々なことに対して寛容になったり…。
きっとこれは成長なんだと思う。けど、やっぱりそんな自分に焦りを感じることもあって、そんな時に「この焦りという感情を忘れてはいけない」と思うわけです。
満足した瞬間、成長は止まります。

離島での一年間は、これから20年間成長するための準備期間として有意義に過ごします。
最近よく20年後の自分を想像します。50歳です。
先日、後輩相手に「ワクワクする道を追求すべき」という趣旨の講義をしました。
また別の日にたまたま車の中で先輩医師と将来について話した時に「世界一を目指してほしい」と言われました。
世界一っていうのはスポーツ競技のようにはっきりとはしないけど、少なくとも日本代表として世界を舞台に暴れたいです。

そのために何をすればいいのか、漠然としすぎてわからないんだけど、離島にいる間に具体的なビジョンを立てます。
さあ、おらっちガンバ!

子持山獅子岩でマルチピッチ

大学の後輩がけっこう真面目に山に取り組んでくれているので、トレーニングとして獅子岩へ。
とりあえず前泊駐車場宴会。



天気予報的には雨は降らなそうだけど、岩が乾くかは微妙。
ま、ロープワークの練習だけでもいいかなって気持ちでアプローチ。

アプローチは7号橋から獅子岩方面に登っていくだけで簡単。
赤文字で「この先危険」と言いつつばっちり方向を示している(ハイカーにとっては)謎の案内板の通りに歩けば獅子岩取り付きに到着。40分。

壁は当然濡れているけど、登れん事も無いでしょってことで登攀開始。

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後輩にマルチピッチのコツを教えたり、細かいアドバイスなんかをしつつ完登。
まだ自律したクライマーとは言えないかもしれないけど、あと数回、色々なタイプの壁に向き合えば、自分たちだけで安全に登ることもできそうです。

1p目。沢登り状態。「外傾スタンスにフリクションで立ちこむ」的な部分もあり、ちょっと緊張。
2p目。1pからつなげられるけど、今回は練習なので細かく切って登る。このピッチは乾いていて快適。フォローで登ったのでどんなムーブがあったか忘れた。
3p目。大フレークに挟まってワイド。6番キャメが有効。なんてことはあるはずもないけど、最後はフレークレイバックでダイナミックで楽しい。これまたレイバックのスタンスが濡れていてちょいびびる。
4p目。簡単そうに見えたけど、上部のスラブに薄く水が流れていてまたびびる。
5p目。乾いていると途端に楽になる。ボルト位置が不自然?なんかよくわからん感じで登山道に合流。
6p目。激むず。敗退。5.11以上はある。と思たら別のラインもあった。結局登ったのは右端のスラブのカンテ。スタート核心。濡れたスローピーなクラックでレイバックのハング越え。ボルダー3級ぐらいには感じました。本来のラインは結局わからず。

下降は練習のために懸垂で。
登山道からは2回で降りられます。

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雨で絶望的だと思っていたけど、なんとか1日中楽しめて良かったです。
ボルダリングはジムで鍛えられるけど、山は行かないと鍛えられない。
逆に、行けば行くだけ少しずつでも成長できる。

ってことで、これからも雨にも負けず貪欲に登ろうと思います。
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いつも笑顔のペコマです!

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