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「山河微笑」と「錦秋カナトコ」を登った

瑞牆で「山河微笑」(5.10a 4p)と「錦秋カナトコ」(5.10a 5p)を登った。
マルチピッチ強化プログラムの第1弾です。

ヨセミテであまりに自分が弱い事を知ったので、とにかく壁に慣れようと思ってマルチピッチ強化プログラムを開始しました。
僕はボルダリングも大好きだけど、本当は大きな壁の中でそのスキルを発揮したいんです。
強いアルパインクライマーは自分の持っているスキルをどんな時でも発揮できる能力があるんじゃないかと思います。

ということで、とりあえず登ってみたかった2つのルートを継続してみました。
土曜日の天気予報はあまり良くなかったけど、そんなに難しいルートじゃないし、雨が降っても気合と根性で登りきるって決めてトライ。

植樹祭エリアで前泊。
4時起床で5時前にアプローチ開始。
「山河微笑」スタートが6時過ぎ。
「錦秋カナトコ」スタートが12時ぐらい。
駐車場には17時頃着。

天気はずっと曇りで雨にも降られず暑くもなく快適。
雲の切れ間から隣の岩塔が見えたりして、なんだか本チャンチックな景観を楽しめました。

「山河微笑」はクラックをつないだ素晴らしいルート。
4pとも特色のある長いピッチで、全てナチュプロで登れるという贅沢なルートです。

さてさて、そんな素晴らしいルートなのですが、核心の4p目(OW 5.10a)で痛恨のテンション。
む、むずい。
クラックが濡れていた、捻挫していて足ジャムが使えなかった、ワイドは久しぶり、とか言い訳はあるけど、日頃から「どんな状態でも5.10では落ちない事」を心がけている僕としては悔しい結果でした。
チッペ曰く「OWではなくフィストで正対」だそうな。うーん、それだともろ足ジャムだよなぁ。
怪我が完治したらまたやってみます。



続いて「錦秋カナトコ」です。
樹林帯の歩きが面倒くさいけど、その前後のクライミングは楽しかったです。
5.10aのピッチもあるけど、これは難しくないです。ボルトだし。
他のピッチは駆け抜けるように登れて気持ちがいい!

写真は霧の中、懸垂下降するチッペ。メットに青鬼ステッカー。

P6210125.jpg

マルチピッチ強化プログラムの重要なポイントはマルチの途中で難しいピッチがあること。
壁の中でクライミング能力を発揮するには、その経験を積み重ねるしかないと思う。今まではマルチは落ちない事前提で登っていたけど、これからは落ちるようなルートにもどんどんトライしていく。

そしてもう1つのポイントが簡単なルートでいいから継続してピッチ数を増やす事。
難しいマルチだと1日で登る距離が短くなってしまうので、1日の最後は簡単なマルチで締めることにします。これは雨が降ろうが、日が暮れようが、気合と根性でやる。

となるとマルチピッチ強化プログラム第2弾は「スコール」トライからの「山河微笑」リベンジなんてどうかな。
今年中には5.11を含んだ20pを1日で登れるぐらいの力をつけたいなあ。
そうすればエルキャピタンをもっと楽しめそうだ。

「山河微笑」「錦秋カナトコ」の詳しいクライミング記録は「尾根の向こう」にUPしますので、そちらもご覧下さい☆
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強くなりたい

強くなりたい。

GWに怪我をしてからも、なんとかモチベーションは維持していた。それでもやっぱりストレスが溜まって太ってしまうし、筋トレとかキャンパも集中できない感じだった。
「どうせ夏はそんなに本気トライできないし、まあのんびりやればいっか」ってそんな気持ちだったけど、今は違う。
1日1日、1秒1秒を大切にしたい。

この心境の変化は、先日行われたヒロの結婚式での仲間との再会が大きい。
5年も前に出会い、クライミングと酒を通して仲良くなった仲間たちは、今もみんなクライミングと酒を愛していた。

中には既に僕より強くなった仲間もいる。
そんな彼が言うのだ。

「めっちゃペコマさんと登りたいっす!いつでもペコマさんの背中を追いかけています!」

もう、僕が追う立場だと言うのに、彼の心の中には未だに僕の背中があるのだ。
そしたら、がっかりさせるわけにはいかないよ。
まだまだ僕には追いつけないということをはっきりさせるるしかないよ。

今日、ベースキャンプでオビさんが子供たちに教えていた。
その横で僕も登っていたんだけど、オビさんが子供たちに言ったんだ。

「強くなりたいのか、なりたくないのか?」
「なりたいです。」
「じゃあやろうよ!」

そうだ、強くなりたいならやるしかないんだった。
やってやるか!
おらっちガンバ!

ミズガキでリハビリボル

昨日はミズガキでボルダリングをしました。
1ヶ月前にミズガキボルで怪我(右足首捻挫)したので、復活もミズガキボルで。

まずはチッペがやりたいと言う「日々の暮らし」(1級)へ。
この課題は数年前に一撃したので、今ならキャンパで登れるって思ってました。
が、なぜか全く登れず。前日にあった「職場の体力検定+宴会」ってのがかなり効いてるのは確かだけど、それにしても弱すぎて愕然。腹に力が入らない。
ま、しょうがない。これが本来の実力じゃないってことはわかっているのであまり気にせず岩に触れることを楽しむ。

クライミングそのものではそれほど足の怪我が問題になることはない(ジムでは登れるし)けど、やはり着地は大問題。段差なんかあろうものなら恐怖以外の何者でもないので、ランディングの良い低い課題を選んでトライ。

ということで「百里眼」(1級)。

P6140006.jpg

距離は近いからって舐めてると、けっこう難しい。
ランジというよりはデッドポイントでスローパーを止める課題でした。

次は皇帝岩に移動して「ヴォック」(初段)にトライしたものの、指が痛すぎる。あれは痛みに耐える課題なのか!?それともやり方があるのか!?不明なまま敗退。
次は高さのある「フリークエントフライヤーズ」(初段)にトライ。もともと上まで抜ける気はなかったので前半だけやって終了。チッペがトライしてるのとか見てると、うずうずしちゃって僕もやりたくなってくるけど、精神力で抑え込んだ。ここで怪我を悪化させたら馬鹿すぎる。
あとは2級とか適当に登って皇帝岩終了。

次は「祭の花」(1級)へ。
低いけど、着地が少し悪い。リップ取りがどうしてもデッドポイントになってしまい、それが怖くて手が出せず飛び降りること数回。
最終的にはできる限り引きつけて、ちょびっとデッドで登りました。
「足首を賭けるような課題ではない」
と言われたけど、やっぱり登りたくなっちゃうんだよね。



風薫る森の中、静かに岩と対峙する。
そんな喜びを改めて感じられました。
よーし、来週から本格的に復帰するぞ!
おらっちガンバ!

※ 先週の奥穂高登山のレポートを「尾根のむこう」にUPしたので、よかったら見て下さい。
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いつも笑顔のペコマです!

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