NOSEへの道

「The NOSE」にトライするまであと3ヵ月を切った。

NOSEとは、ヨセミテにあるエルキャピタンという1000mの岩壁の初登ルートで、ビッグウォールの入門的ルートだが、めちゃめちゃかっこいいライン。リン・ヒルによるフリー化やハンス・フローリンによるスピード登攀など、数々のドラマが繰り広げられている超人気ルートだ。

グレードは5.9 C2 31ピッチ。
2泊3日か3泊4日が標準。
壁の中で夜を過ごしながら、ただひたすら登っていく。
ボロボロになって壁を抜けた時、どんな気分になるのだろうか。今から楽しみだ。

僕たちはビッグウォールは初めてだけど、きちんと準備すれば2泊も不可能じゃないと考えている。
ってことで、近所の岩場でエイドとユマーリングと荷揚げなどを練習しました。

場所は丸森の見晴岩。
100岩にも載ってるんだけど、おそらく震災以来訪れている人はほとんどいないのでは?
アプローチはかなりわかりにくく、僕たちは藪こぎで稜線の登山道まで抜けて、上からアプローチした。
帰りに正しい道を通ったけど、結局藪こぎだった。

とりあえずロープをFIXしてユマールの練習。

慣れれば簡単。
ギア回収しながらのユマーリングも「HOW TO BIG WALL CLIMB」の動画を参考にしたら簡単だった。
あとはトラバースのユマーリングだな。

しかし、エイドは思ったより難しく、動画のようにスムーズにできない。
選んだクラックがワイドだったりハングだったりして、ちょっと難しかったのかも。
まあ、色々と問題点が見つかったのはよかった。
やはり、フリーの能力をいかに発揮できるかが重要な気がする。
フリーなのか、カムを掴むA0なのか、アブミを使うC1なのか。これを瞬時に見極め、最適な方法を選択することがスピードにつながると感じた。

そして荷揚げ。
P6220013.jpg
腰で引いたり、腕で引いたり、足で押したり、色々試したけど、どれも一長一短。
物理的には同じエネルギーが必要だから、正しい方法なんてないんだろうな。
重要なのは、ホーリングラインを見極めたり、他のメンバーとの協力して引っかからないようにしたりとか、そういう部分だろうな。
そして、石の詰まった僕のザックは穴だらけになりましたとさ。
早くホールバックを手に入れて思う存分荷揚げ練習したいな。

来週は小川山で1日中スピードを意識して登り続ける練習。
再来週は人口壁でシステムや道具の確認。
7月半ばに甲斐駒の赤蜘蛛。
お盆の予定はまだないけど、実戦的な練習を。
そして9月に本番。

エルキャピタンのど真ん中で星空見ながら、「どんなもんじゃい!!」って叫びたい。
おらっちガンバ!
スポンサーサイト

度肝を抜かれた!京都すげぇ!

登山医学会に出席するために京都に行った。
京都に来るのは初めてだ。

初日は時間があるので、WCMで御一緒したガイドの卵のOさんと、一部の人の間で有名な、世界のKENJIRIと一緒にクライミングをすることに。

KENJIRI「京大の吉田寮の駐車場で待ってて下さい。」
僕たち「はーい。」

吉田寮…
なんか聞いた事あるなぁ。

「京都大学学生寄宿舎吉田寮(きょうとだいがくがくせいきしゅくしゃよしだりょう)とは、京都大学の寄宿舎の一つで、木造二階建(三棟)の日本最古の学生寮である。日本四大自治寮の一つ。」(ウィキより)

ってことで凄いです。
まあ、気になる方はネットで調べてみて下さい。
色々気になる点はあるし、写真もいっぱい撮ったんだけど、一応人の家なので庭のヤギさんの写真だけUPしておきますね。

P6160049.jpg

一番、度肝を抜かれたのは庭にエミューが居る事。
エミューって知ってる?鳥。でかい鳥。
なんかもう、自由過ぎてやばい。


さて、向かう岩場は桐生辻。
挑む課題は「雄鹿が鳴くと雨ずらよ」(5.12a NP)だ。
高さ8mほどの球形巨岩のど真ん中を貫くハンドクラック。20年前に初登され、その後はハイボルダーとしても親しまれている。
山野井さんにも登られているし(OS)、ジャンボさんも登っているらしい。はたまた5段クライマーのK.K.さんはムーブ解決できずに怪我して終了したらしい。
そして世界のKENJIRIはこれをシットスタートで初登し今回のロクスノに発表した(二段としている)。
それにしても5段クライマーが解決できず、指の少ない山野井さんがOSする課題って凄くない?

気温35度。
まあ、まず無理だろうと思いながらアプローチ。
1Lの水は一瞬で消え、脱水状態でトライ。
理想的などっかぶりのハンドジャム。ジャムばっかりで、ホールドを保持することは皆無なので案外登れる。
核心は下部の数手だ。核心までは落ちられるが、核心を越えた上部は落ちられない。落ちると、取り付きのテラスから落ちて崖の下で死んでしまいます。



この日は核心を抜けられずに終了。
学会が終わった日の夕方に、京大ウォールのHさんとKENJIRIと一緒に再度トライ。
ちょっとずつムーブを変更し、ジャミングのコツをつかんできた。

結局、僕のムーブは「ハンドジャムでキャンパシング」でした。
うーん、最高!
まさかクラックでキャンパする日が来るなんて!

KENJIRIには「フィジモン(フィジカルモンスター)」と馬鹿にされましたが、ええ、フィジモンで構いません。
むしろフィジモン目指しますから。
ゆっくりキャンパ、極めますから。

そして日が沈む直前、核心突破!
うわー、来ちゃったよー。
焦りまくる僕。
滑りまくる手。

下りました。
これ以上登って失敗したら死んじゃうもん。
わざわざテラスにロープ張ってスポットしてくれた皆には申し訳ないけど、僕、弱かったです。
また付き合って下さい。

結局登れなかったけど、ハンドジャムのめちゃくちゃいい練習になったし、核心に至る過程は凄く楽しかった。
何より、こんな素晴らしい課題を登れる可能性があるってことがわかっただけでも嬉しい。

ちなみにKENJIRIはロースタートのムーブを探ってました。

P6140043.jpg

やっぱり変態でした。

そして夜は京大ウォールへ。

P6160077.jpg

ここも吉田寮に通ずる不思議さが満ちています。
キャンパ棒の充実っぷりがハンパない。
凄いな、京都は。

そして飲みに行った店もおかしかった。
牛の骨とか飾ってあった。
凄いな、京都は。

とりあえず「雄鹿が鳴くと雨ずらよ」は登らないわけにいかないので、涼しくなったらまた行きます。
その時は腹の底から

「どんなもんじゃい!!!」

って叫びたいなぁ。
よーし、強くなるぞ!
おらっちガンバ!

ミズガキ合宿終了

金曜~月曜でミズガキ合宿してきました。
目標は「春うらら」(5.11b 5.12a NP)を登ること。それとヨセミテの準備の準備。

金曜日にさっそく「春うらら」のオンサイトトライ。
かなり気合い入れてトライしたけど核心でまんまと落ちる。その後、探ってもけっこう悪い。「イムジン河」より難しいんじゃないかって思ったら、あんなところにあんなホールドが。これを見つけられればオンサイトできたかもなぁ。もちろんそれが実力なんだけど。
というか、お昼寝テラスでお昼寝無理でしょ。
 
その日は雨が降ってきて終了。
親の敵のように打ちつける雨。岩が乾くことを願いながら就寝。

土曜日は塩川ダムにタカ氏を迎えに行き、末端壁へ。
「春うらら」1p目は無事にRP。2ピッチ目は…ほ、細い。
結局、チッペとかタカ氏のビレーして時間が無いことを言い訳にしてトライせず。
1p目に満足してしまい、頭に心がついて来なかった感じだなあ。
トップロープで「エアウェイ」(5.12a)とか触って終了。

日曜日は一緒にヨセミテに行くことになったタカ氏と3人で前絵星岩へ。
新緑荒野~水平飛行的なラインで頂上へ。
ビッグウォールを想定して荷揚げ的サムシングとか振り子的サムシングをやったけど、練習になったかどうかは不明。
まあ、こうして色々な事をお互いの共通認識にしていく作業は重要だと思います。

月曜はチッペが「春うらら」1p目をRPして終了。

数字的な成果は特に無いけど、色々な人に会えたし、何よりビッグウォールへの準備が動き出したのが嬉しい。

how to big wall climbを真面目に読み始めたけど、知らないことが山ほどある。
練習しないといけないこと、用意すべき装備、相談することが山ほどある。
けど、こういう時間を大切にして、自分たちで計画し、準備し、挑戦するのが凄く楽しい。
無事にエルキャプの上でロープを解き、2本の足で立ったらどんな気分だろう。
泣いちゃうかな。泣いちゃうかもな。

俄然テン鰻!
おらっちガンバ!

クラック修業

9月にヨセミテ行ける事が決まったので、俄然テン鰻!
ってことでクラック修業中です。

先シーズンまでは5.11aが最高グレードだったクラックだけど、今シーズンはすでに3本の5.11cを登れました。
それも「不動明王」「蜘蛛の糸」「イムジン河」という日本を代表するようなルートを。

やっとクラックの恐怖というか、憂鬱な感じというか、そういう壁みたいのが少なくなってきて、ボルトルートと同じような気持ちで取り組めるようになってきた。
そうなるとますます楽しくなってきて、今はもう、クラックを登りたくてうずうず状態。
もう日本全国、暑くてなかなか快適に登れる場所はないけど、なんとかクラックを探そう。

来週は有給とってミズガキ合宿の予定。
その後はクラックと並行してビッグウォールシステムなんかの練習したり、装備を揃えたりする。
夏にはスーパー赤蜘蛛に挑戦。
そして秋にはヨセミテでビッグウォールだ。



未来に楽しい事があるから、今が輝く。
さあ登るぞ!
おらっちガンバ!
プロフィール

pecoma

Author:pecoma
こんにちは!
いつも笑顔のペコマです!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カウンター
ランキング

FC2Blog Ranking

カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR