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GW途中経過報告

小川山4日目です。
雨なので午前中はレストってことで経過報告。

1日目。
「幻の光」(三段)にトライ。やっぱり難しい。
飽きたので1人でビクターへ。「モファットトラバース」(初段)をさくっと完登。
たまたま知り合いが居たので混ぜてもらってリバーサイドエリアへ。
「BUN2」(5.11b)をRP、「ランデブー」(5.11a)をOS。
夜は宴会。

2日目。
「バナナクラック」(5.11d NP)にトライ。トップロープでリハーサルしてプロテクション含めて解決。
次回はピンクポイントできそうです。RPも現実的。
夜は宴会。

3日目。
初の屋根岩5峰へ。すっげー気持ちのいい所!
「ギャオス」(5.10b)をOS。
「空中決戦」(5.12a)を2便でRP。
「マナ」(5.13a)を探る。思ったよりもいい感触だったけど、一カ所だけ解決できず。次回はRP目指します。
ここは本当に気持ちがいいので何回か来るでしょう。いつかはプラズマなんちやら登りたい!
夜は宴会。

4日目。
雨。いまここ。

なんか最近、岩場に青鬼が出没するらしいよ。

さ、午後は登れそう。
おらっちガンバ!
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金華山ボランティアに参加した

先日、金華山ボランティアに参加しました。
「金華山」は宮城県にある島で、観光名所として有名な場所です。
仙台クライマーの間では「宝島」と呼ばれ、良質なボルダーエリアとして親しまれています。

さて、この島は東日本大震災の震源地に最も近い場所ということで、当然大きな被害を受けました。
島を訪れる観光客はほとんど居なくなったようです。

僕は2回ボルダリングをやりに行き「ここは全国のクライマーが遊びに来る価値のある場所だ」と感じました。
エリアを公開するかどうか、どうやって開拓するのかなど、考えるべきことは沢山あると思うけど、とりあえず島に人が戻らないと何も始まりません。

ということで、今後はクライマーも島に深く関わることになると感じ、ボランティアに参加しました。

作業内容は土砂で埋まったダムの復活。
つまり、ひたすら土嚢に土を入れてダムの外に出すのです。
季節外れの雪の降る中での作業でした。

殆どの方は日頃からこういう仕事をしているようで、とても慣れた様子でした。
チッペなんかは陸上自衛隊なので、こちらも手慣れたもの。
僕はというと、同じ自衛隊でも航空なので土木作業なんてやったこともありません。でも、クライマーだって動けるんだって知ってほしくて一生懸命働きました。

過酷な労働環境だったけど、みんなが本当に明るく、楽しそうに働いていました。

復興がどうとか、ボランティアがどうとかって事ではなくて、「働く」って素敵なことだなって感じました。

まだまだ元の状態に戻るには時間がかかると思うけど、確実にエネルギーが満ちてきています。
このエネルギーが爆発し、日本中からクライマーが訪れるようになる日も遠くないんじゃないかな。
もう少しで東京に異動になるけど、東京に行ってもこの島を見守り続けようと思います。

「不動明王」(5.11c NP)登った!

大日岩の「不動明王」(5.11c NP)を登りました。
クラックのグレード更新です。
けど、それ以上にこの素晴らしい課題を登れたことが純粋に嬉しいです。



前回、一人でボルダーしに来た時に、下部のルーフ部分だけ解決。
ムーブ強度的には2番目に厳しい場所。

今日の1便目で難なく核心まで辿り着くも、核心手前は古い残置ピトン(初登時からある物なので僕も使用)で怖くてつっこめずテンション。
核心の上にはハンガーボルトがあって、自然に使えるんだけど、これは後から足されたものなのでRPでは使用せず(1便目はムーブ探るために使いました)。
ホウホウノテイで終了点まで抜けました。

その後、リッキーとチッペもトライするも核心で敗退。
チッペは3時間にも及ぶ気合いのハングドッグでした。

そして2便目。
本気トライ。
核心はフェースとワイドの融合。
普通はワイドで足上げる時ってチキンアームとガストンって感じだけど、このルートはカチを使う。
足を上げたらお尻でずるずる。これはワイド登り。
スーパーパンプしたけど、吠えてアドレナリンでごまかして持ててるふりしてガバ地帯に突入。
あとはゆっくり呼吸を整えながら登るだけ。
最高でした!

ゴールデンウィークには5.12まで伸ばすぞ!
おらっちガンバ!

もうすぐゴールデンウィークですね!

ゴールデンウィークが近付いて来ましたね!
僕、ゴールデンウィーク大好きです!

陰鬱な冬壁からの解放。
乾いた岩を素手で登る喜び。 
気の合う仲間と、ただ登り、ただ呑み、ただ眠る。
自由ってこういう事なのかって感じられる。
それがゴールデンウィークですよね。

ってことで小川山で10日間過ごします。

途中には青鬼宴会とか、両親とのハイキングとかも予定していて、とても楽しみです。
チッペなんて「青鬼コスプレの準備だよー」とか言いながら鏡の前でポーズとったり、角を作ったり大忙し。
気合いの入り方がハンパないっす。僕も置いて行かれないように頑張ります。

けど、今年は遊ぶだけじゃないよ。
去年までとはちょっと違うよ。
ちょっと頑張って登っちゃうよ。
秋にはヨセミテ行きたいので、がっつり準備しちゃうよ。

ボルダリングは三段のあの課題とか…
クラックはあれとかあれとかオンサイトトライ…
マルチはあれとあれを継続して…

ふふふ、楽しみだなー。

さて、まずは今週末の「不動明王」(5.11c)だな。
けっこうヤバい冒険になる予感!
おらっちガンバ!

塩原で「バラカ後半部」(初/二段)を登った

昨日、塩原で「バラカ後半部」(初/二段)を登った。

完登動画

この課題は日本を代表する高難度課題「バラッド」(四段+)のちょい簡単バージョン「バラカ」(三/四段)の抜け口だけやる無題の初/二段です。
つまり、「バラカ」を途中から練習したっていう感覚が強いです。

そうは言っても僕にとっては最高に楽しい課題でした。
ヒールを駆使するテクニカルな部分と、細かいカチをほぼキャンパでつなぐパワフルな部分、悪いマントルから緊張するスラブと、濃い内容です。
いやー、嬉しかった!

この日の2便目で登れたので、やっと真面目に「バラカ」パートを探ることができました。
「バラカ」パートは完全ルーフ。
ジムでもあまり経験したことが無く、苦労するかと思ったけど、案外スムーズに概ね解決。
2手目のクロスだけがうまくいかないので、たまたま来ていたヒデ氏に教えてもらい解決。
ムーブ強度的にはそれほど強くない。問題は持久力だな。
けど、要所要所でシェイクできそうだし、後半部分は完全に自動化してるから不可能な課題ではないと感じた。
来シーズンは本気で狙っていくぞ!

この日チッペは絶好調。
「千」(初段)、「水long」(初段)、「センターマンSD」(1級)を軽々と登ってしまった。

ってことで久しぶりに高級焼肉をいただきました。
焼肉最高!

写真は岩場に居た子供たち。

塩原

この子たちのご両親の教育方針に感心。
僕と一緒に遊んでいて、僕が岩に登ると、追いかけて登ろうとする子供たち。僕は「あー、危ないからやめなさいって親に怒られるかな…」と思ったら、

親「頑張って登りなさい。」

とか、カエルの卵を僕が見つけて子供に見せると「あー、そんな気持ち悪いもの触らないのって親に怒られるかな…」と思ったら、

親「触ってみなさい。」

だって。

親が子供の可能性を制限することは絶対に避けたい。
僕もいつか自分の子供と岩場で遊びたいなあ。

つまり、幸せな日でした。

山道具部屋を整理してみた

山道具の部屋を整理してみました。
うちは、3LDKなんだけど、1部屋は物置、1部屋は道具置き場になっています。
ま、当然カオスなわけです。

整理する前。
P4070094.jpg
冬山道具、クライミングギア、沢装備、キャンプ道具、何もかもごちゃごちゃ。
週末登ってから家に帰ると、呑むのが忙しくて、最低限の整備しかしないので、積み重ねるとこうなっちゃうんだよね。

ということで、種類別に置く場所を決めて、引き出しも僕のとかチッペのとか分けるようにして、片づけルールも決めました。
ということで、整理した後。
P4070095.jpg
うん、久しぶりに床を見たよ。

カーテンレールにアックス類。
突っ張り棒を利用した棚に登山靴。
その下はキャンプ用品。
P4070097.jpg

こちらはコッヘル類とクライミングギア。
とりあえず場所を決めただけなので、整理はこれから。


突っ張り棒を利用して一時的に濡れた物を干せるスペースを確保。
P4070100.jpg

なんか部屋が綺麗になると登りたくなるね!
よーし、登るぞー。おらっちガンバ!

鳥海山で山スキー!

鳥海山で山スキーしてきました。

リフトを使わない本当に自分の力で行く山スキーは初めてです。
やっとデビューって感じかな。

この日は爆弾低気圧が接近する予報。
スキーじゃなければ、どんなに風が吹こうが、雨が降ろうが、ホワイトアウトになろうが、安全に下山できる自信はある。
ただ、慣れないスキーなので、視界があるうちに降りたい。

林道は登山口よりだいぶ手前で通行止め。
そこで車中泊し、4時前から行動開始。
シール歩行も快適で、鳥海山の雄大な姿を眺めながらシュルシュル歩く。
快晴無風。
山全体が1つの巨大な斜面。この山を僕たち2人だけで味わえるのだ。(人気の山なのに誰も居なかったのは爆弾低気圧のおかげなのかな?)

日が上がると暑くて、汗をかきながらシュルシュル登る。
「爆弾はやだけど、少しぐらいなら風吹いてくれてもいいんだぞ。」
そんなことを天気の神様にお願いしつつ、順調に高度を上げる。
稜線の雲の動きが異常。爆弾来てる?

稜線が近付くと、案の定風が強く、僕の未熟なスキー技術では滑れる気がしないのでスキーデポ。
スキー靴にアイゼンを装着し、軽量ピッケルを持って頂上を目指す。

稜線上。
風は強いものの、所詮、春の風。冬のアルプスなんかと比べたら、たいした厳しさは感じないので、色々遊ぶ。
P4060515.jpg
雪も締まっているから地吹雪にもならなくて快適。春山最高!

そして、稜線上には様々なオブジェが。
P4060518.jpg
エビの尻尾が発達しすぎ。
もうこれ「ロブスターの尻尾」でしょ。

他にも素敵な雪と風の芸術がたくさん。
楽しい場所でした。

本当の頂上は、火口の中の独立峰的な部分。
ここに行くには、崖みたいな所を下り、ラッセルしながら登り返す必要がある。
ダブルアックスじゃないと不安だし、もしも怪我したら救助来るのは間違いなく明後日以降だし、それまで生き延びられる自信ないし、早く下らないと爆弾低気圧来ちゃうから、今回は外輪山の最高地点までにしました。
弱いね。
ま、流石に危険と困難の違いはわかります。頂上を目指すのは明らかに危険。

ってことでお待ちかねの滑走タイム!
もう、めちゃめちゃ気持良かった!
上の方の広大なバーンはもちろんのこと、下の方の樹林帯も枝とかくぐったり細かくターンしながら木をよけたりしてすっげー楽しい!
車の近くまでスキーで滑れるから楽ちんだし。

山スキーってこんなに楽しいものだって知らなかったよ!
こりゃ、はまっちゃうなぁ。
ますます冬が熱くなるぜ!

詳しくは「尾根の向こう」を見てね!

ゴールデンウィーク大好き!

ゴールデンウィークが近付いてきましたね!
僕、ゴールデンウィ―ク大好きです!

春山は白く輝いてるし、岩場は新緑が美しい。
毎年、この時期は何をしようかなってわくわくしている。

僕が初めて雪山に登ったのもGWだ。
2007年。
東北100名山。

ドキドキしながらアイゼンとピッケルを買って、雪山に挑んだ。
100名山制覇を目指し、岩木山から南下し、7日で8座を踏んだ。

2008年。
北鎌尾根。
P5030200.jpg
その頃の僕にとっては大きな挑戦だった。
この挑戦のために準備山行を積み重ねた。

2009年~2012は毎年小川山でキャンプ。
P5040108.jpg
フリーのシーズンに入った喜びを毎年爆発させている。
もう小川山キャンプは恒例行事となっている気がする。

さて、今年は何をしよう。
小川山キャンプはするだろう。
焚火を囲んで酒を飲む。それも楽しい。

だけど、僕が求めているのはそれだけじゃない。
今、僕は完全に飢えている。
岩に自分の魂をぶつけたい。
それで得られる、苦痛を望んでいる。
岩に対する想いが燃えている。

それと、今年の僕は今までより少し進化した。
それは山スキー。

やってやるぞ!岩とスキー。
熱いGWが待っている。

本当に熱い炎は青いんだから!

「少年時代」を読んだ

藤子不二雄の「少年時代」という漫画を読んだ。



戦時中、東京から富山の山村に疎開した少年と田舎のガキ大将の物語。
少年特有の微妙な気持ちの揺らぎが、単純な線で描いた少年たちによって表現されている。

古い漫画なんだけど、とても面白かった。

誰でも、昔は少年だった。
少年だった僕と、現在の僕は連続した存在だ。
いつの間にか大人になってしまったけど、僕の中には確実に少年時代の僕が居る。

この漫画を読んで思いだした。

僕は、この漫画をずっと昔、読んだことがある。
そう、ずっと昔。
おそらく、20年ぐらい前。
小学生の時、近所の図書館に毎日のように通っていた。その時借りたんだ。

家に帰って、父親が審査するようにペラペラとページをめくり、「よし」と言った。
何が「よし」だったのか今でもさっぱりわからないが、とにかく、少年時代に僕は「少年時代」を読んだ。
しかし、内容の記憶はほとんどない。面白いとなんて全く思わなかったんじゃないかな。

しかし、覚えている場面も少しはある。
一つは原爆が投下されたシーン。ストーリーとは関係ないけど、ページいっぱいのキノコ雲を覚えている。

もう一つは立山を見上げるシーン。
暗い気持ちになった主人公の少年が、立山を見上げて、頑張れるって決意するシーン。
これもストーリーとしては大した意味は無い。
けど、なぜか覚えていた。

その頃から山の美しさに憧れていたのかな。

少年時代の僕と、現在の僕は連続している。
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いつも笑顔のペコマです!

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