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岩場のマナーのこと

今日も塩原!

最近、岩場のマナーが話題になることが多い。
マナーについても人それぞれ考え方が異なるってことも感じる。

例えば、twitterで
「人のマットを泥で汚す奴がいてけしからん」
的な発言に対し、
「そんな事気にするなよ」
みたいな発言とかあったり。
(正確に引用したわけではありません。こんな雰囲気のことがあるっていう例です)

他にも
「人が登ってる時にタバコ吸うな」
とか
「集団で騒いで目ざわり」
とか
「ガンバって言われすぎると集中できない」
っていうような意見を最近目にした。

どれももっともな意見なので、僕も気をつけないとって思ったわけです。

騒がないようにしないとな…
本気トライの人がいたら集中力をそがないようにしないと…
ガンバって言いすぎてはダメだ…
他人のマットは汚さないように気をつけて…
写真とか撮ってたら不快に思う人いるかな…
岩場でカップラーメンなんて作ったら匂いとかでダメかな…
海ならまだしも山で上裸って非常識だよな…


で、マナーを守ろうと、緊張しながら登り始めたわけです。
けど、いざ岩場で登り始めると、タバコ吸う人はいるし、騒ぐ人も居る。
けど、僕は全然気になりません。

うーん、これがマナー?
こんなマナーはっきり言って守っても守らなくてもどうでもいい。

で、考えたんだけど、「挨拶」が最も大切なマナーではないですか?

岩場に来て、明るく元気に挨拶すれば、もう仲間。
タバコ吸われても、騒がれても、マットを汚されても、全く気になりません。

逆に、何も悪い事してなくても、挨拶せずになんとなく同じ課題にトライして、登れずに岩とか蹴ってたら、
「登れない悔しさを岩に当たり散らすなんてけしからん」
とか言われそうです。
この人がもしも周りに挨拶していればそんな風には言われない気がします。

なので、これからはしっかり「挨拶」することにします。
そうじゃないと、何が周りを不快にさせるかわかったもんじゃないから。

クライマーのみなさん、「挨拶」して、楽しく登ろうぜ!
お互いに元気に挨拶するだけで、不快に感じる事は激減するはずだから!
挨拶こそが最強のマナー!

で、今日の話。
「バラカ後半部」(初二段)を落とすつもりできたけど、結局登れず。

マントルが出来ないのです。
むー。

サルは激悪のスラブを楽々登るのに。
IMGP0338.jpg

おらっち弱いね。
IMGP0348.jpg

けど、この課題、すっごい楽しい!
だから、おらっちガンバ!
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塩原でボルダリング

春ですね!
東北ではまだまだ山スキーを楽しめるけど、今シーズンはフリーも頑張るので、山とクライミングを交互に楽しむことに。

ってことで塩原。
狙いは「バラカ後半部」(初/二段)です。
昨シーズンにムーブはばらせたので、今シーズンは登って「バラカ」(三/四段)にトライしたいところ。

UPで宿題になっていた「光る方へ」(1級)をRP。
かなり得意系なんだけど、それでも難しく感じる。やっぱり塩原は厳しい。俄然燃えてくる。
続いて「match」(初段)もトライ。リップまでは軽くいくも、リップが悪くてマントルできずに敗退。本命の「バラカ後半部」に移動。

ムーブはすぐに思いだし、良い感じで最後のマントルまで辿り着けるようになった!
こりゃ行けるんじゃね!テン鰻(テンションうなぎ登り)!

IMGP0308.jpg

だがしかし、マントルできず終了。
うーん弱い!
ここまででヨレすぎるし、マントルのやり方がわからない。
前に教えてもらった時はできたんだけど、もう忘れちゃった。

土曜日はこれで終了。
日曜日も来ましたよー。

マントルのガバまではすぐ行くけど、やっぱりできず。
調子も昨日よりは明らかに悪い。当然か。
もう、これは誰か上手い人に教えてもらうしかないってことで、この課題はおしまい。

まだまだ時間はあるので、道路の向こう側にある猿岩へ。
狙いは「スズメバチ」(初段―)。



行ってみると、かなりカッコイイ!
対岸にあるからそんなに登られてない気がするけど、メインエリアにあればかなり人気課題だろうな。

OS狙って集中してトライ。
順調に高度を上げ、リップ直前。

よれたー。
けど、一生に1回限りのOS。
諦めたくない。
ちょっとポンッって飛べばリップはとまりそう。
けど、よれたし、怖い。

…やーめた。

OS失敗。
ま、すぐに登れるっしょ。
と思ったら全然できず。
OSトライの時の集中力が発揮できず。
そしたら、しこたま足を打って、めちゃめちゃ痛いし。
もう、マジで痛いし。
こりゃ、本当に怪我したレベルかなって思って、とりあえず昼飯休憩。

そしたら、一応、トライはできそうなので、もう一度トライ。

登れたー!

いい課題でしたー!
弟のススムも軽々と完登。
くそー、もう少し苦労してほしかったのに。
ま、この日の僕はあまりに疲れていたってことで。足も痛めてたしね。
と思ったらススムは昨日、7時間ぐらいジムで登りこんで指皮とかマジ無いし。
ああ、もう抜かれるのは時間の問題か…。

最後に「match」(初段)でも登っとくかって思ったら、全くできず。
うん、もう僕、ボロボロなんだね。

ということで、終了。

大きな成果はなかったけど、冬山シーズンが終わったばかりとしてはまあまあかな。
徐々に調子も戻り始めているし、フィジカル面は成長しているはずなので、体重戻して岩に慣れれば、いい感じになりそう。

よーし5.14登るぞー!
おらっちガンバ!

蔵王バックカントリー&宝島クライミング


土曜日は蔵王でバックカントリースキー。
晴れてるけど、暴風。

P3170190.jpg
日曜日は宝島でボルダリング。
ぽかぽか陽気!

どっちも楽しかった!
色々な山の遊び方を知っていて良かったなと感じる週末でした。

詳しくは近日中に「尾根の向こう」にUPします。

宝島については現在、発表に向けて準備中ということです。
なので、詳しくは書けませんが、とりあえずどんどんクライマーを呼んでいいみたいなので、みんなでワイワイ登りましょう!

岩を登るのか、課題を登るのか

外岩ボルダリングの楽しさは2種類あると思う。

1つ目は、自然の岩を自分の力だけで登る楽しさ。
2つ目は、初登者の作品である課題をトレースする楽しさ。

この2つの楽しみ方を区別して考えないと、スタイルがどうのこうの、いやいや自由だどうのこうの、とわけがわからなくなる。

先日、初めて大日岩でボルダリングをした。
日曜日なのにも関わらず、岩場には誰もいない。
ネットで調べると対岸に「弁天」(1級)という有名課題がある事を知ったので、探してトライ。

この時、僕は「岩」よりも「課題」を登ろうとした。
つまり、初登者の意思を尊重し、作品に敬意を持って取り組むという事だ。「完登」にも条件があるだろう。

岩登りのルールで「手の届く範囲ならどこからスタートしても良い」的な考えがあったりする。
けど、「課題を登る」のであれば、これは完全に間違いだ。初登者よりも高いスタート位置から登っても「完登」とは言えない。

また、「だいたいのラインがあってればいいんじゃないかな」って考えもあるけど、やはり初登者が使わなかったホールドは使いたくないし、できれば同じシークエンスで登りたい。
現実的には体格などによって人それぞれの登り方になってしまうけど、その登り方が一般的にその課題を登る方法と大きく異なるなら、それは「課題」を登った事にはならないと思う。

さて、マットやスポットの有無、またトップロープでのリハーサルなどは「完登」に影響するのかどうか。
僕は影響しないと考えている(もちろんスタートにマットを積み上げてムーブ強度を下げるとかはダメ)。

初登のスタイルを意識し、それを尊重する事は大切だけど、「課題」として発表されれば、その「課題」はみんなのモノだ。誰がどういうスタイルで登っても「完登」と言えると思う。
岩そのものこそが「作品」だ。その歴史や初登スタイルは「作品の説明」だ。それらを知ろうとし、敬意を示すが、「作品」の「完登」とは関係ない。
「その作品の中身はスタイルも含まれている」というのは、初登者のエゴだと僕は感じる。

(そりゃさ、より良いスタイルで登りたいけどさ、ノーマットなんて無理です。ごめんなさい。だけど僕だって素晴らしい課題に触れて、登ったよ!って言いたいんですよぅ。)

ちなみに「下地を変える」っていうのは全く次元の違う話。
これとスタイルの話を混ぜて考えるべきではないのでここでは割愛。


ということで、「弁天」(1級)は、やろうと思えば1手目を省略できるけど、それでは「完登」と言えないのでシットスタートでトライ。

岩小舎

独特なムーブが楽しく、やっぱジムとは違う!と再認識。
雨が降ってきて焦った(徒渉的な意味で)けど、5便ぐらいで登れた。

無事にこっち岸に戻り、どうにか天気ももっているので岩小舎で遊ぶ。

弁天

しかし、この岩の情報は調べられなかったので、「課題」ではなく「岩」登りを楽しむことにした。
左端からスラブをトラバースしてルーフに抜けていくラインなんて絶対に誰かが登っていてすでに「課題」として発表されているでしょう。
でも、僕は知らない。
だから、僕が登ったラインがその「課題」と全く同じだったとしても、僕は「課題」を登ったつもりは無い。
僕は自分の目で岩を見て、登りたいと思った場所を登っただけだ。


「岩」登りをしている人に対し「この課題は限定があって…、スタートはこっちで…、そのムーブはせこいな…」なんて言うのはナンセンスです。
その人はただそこにある自然の岩と対峙することを楽しんでいるのだから。

「課題」登りをしている人に対し「どうやって登ろうとも自由でしょ…君のリーチならこのホールド使えるんじゃないの…」なんて言うのはナンセンスです。
その人は先人が残した作品の鑑賞を楽しんでいるのだから。

「pecomaの唄」開設

いつも旧ブログ「pecomaの日記」をご覧いただきありがとうございます。
このたび当ブログ「pecomaの唄」を開設致しました。

「pecomaの日記」は7年ほど前に開設しました。
当初は、まだ山もクライミングもやっておらず、なんとなく「その時の正直な気持ちを書き留めておきたいな」と思ってブログを始めました。

しかし、読者が増えるにつれて匿名性が消失し、「pecoma=僕」になりました。
ネット上のpecomaの発言は社会人「僕」の発言になりました。

これまでブログ内で多くの方を不快な気持にしたと思います。
また、僕の社会的立場では発言すべきではない内容の発言をしてきました。
申し訳ありませんでした。

生まれてから今まで「僕」の意識は連続しています。
しかし、他人はこの瞬間の「僕」しか認識できません。
それに、pecomaの発言は僕の意識の断片ではあるけれど、僕の全てではありません。

そんなことはみんなわかっているのに、それでもpecomaは僕なのです。

だから「指示待ち人間どころか指示されても行動できない糞人間のpecoma」は死にました。
その代わり「社会人として、もがき苦しむpecoma」が生まれました。

これからも、医師であり、クライマーである社会人pecomaを応援していただければ幸いです。
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Author:pecoma
こんにちは!
いつも笑顔のペコマです!

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