劔尾根R4と小川山
剣尾根R4〜劔尾根上半部〜早月尾根を24時間以内っていうスペシャルな計画で準備していたものの実力足りず、R4だけで下山しました。
前の週に早月尾根から本峰を偵察。
2日の夜に富山まで移動。
3日は馬場島で徒渉の確認と準備。

馬場島はちょうど桜が満開で地元の人たちがバーベーキュー。いい雰囲気。

全装備を持って登攀になるし、スピード勝負の計画なので軽量化が大切。
ビバークはしない予定なのでツェルトだけ持って35Lと20Lに納めた。
出発は4日の21時。
明るいうちに徒渉の確認はしていたので問題なく通過し、あとは雪で埋まったゴルジュをひたすら詰める。
二俣到着が24時過ぎ。
テント3張り。

荷物が軽いので予想より速い。
8時にR4を終え、12時に山頂を目指したい。このペースなら行けそうだ。
トレースに従って左俣を詰める。雪は締まっていて歩きやすい。
この時間にアプローチするのは良い戦略だ。
2時頃2700m。明らかに登り過ぎ。
月も沈み、壁の様子がよくわからない。右往左往しながら取り付きを探すものの確信が持てず。
しょうがないので明るくなるまで仮眠。

これまで参考にしてきた写真よりも氷が細く、暗い中では判別できないのも無理がない。
ベルグラの薄さと氷の細さから本当に登れるか心配したけど、時間をかければ登れないことはないでしょう。この時点で計画していた美しいラインのワンデイ走破は難しそうだと感じつつ、とりあえず登攀開始。5時。

チムニーっぽい立体的なクライミングやバランシーなベルグラやバーチカルアイスとか色々出てきて楽しい。どれもそんなに難しくはなくて、かと言って飽きちゃうほど易しくもなく、終始快適。
残置も要所にあるけど、アイスと岩でピッチは適当に切れる。同時登攀なんかも交えつつ、5ピッチぐらいでドームへ。

しかし頂上を目指すには遅過ぎた。すでに10時。雪が腐った状態で自分たちにとっては未知の劔上半部から本邦は危険と判断。ビバーク装備もほとんど無いのでこのまま気温が上がり切る前に下山することに決定。
残念だけど、実力も計画も準備も中途半端だった。

反省は色々あって、チッペとも話し合った。
ここに書けるほど単純ではないけど、僕たちに欠けている部分がしっかりと山に反映されてしまったように思う。このラインは必ずリベンジします。
腐った雪渓をボソボソと降りていると、王子とリヒト組が登ってきた。
こんな暑い中、よく登るよ…。夜のアプローチおすすめ。

彼らはR4から劔上半部を継続したらしい。
強いなあ。僕たちも頑張ろう。
14時頃馬場島着。17時間行動。

徹夜で行動した後の長距離ドライブは危険なので富山周辺の車中泊スポットを検索。
こうして見つけた滑川の道の駅が最高。全国からキャンピングカーが集まっていて、テントもちらほら。富山湾の防波堤に面していて、釣りとかBBQとか楽しむ人たちで賑わってました。
僕たちも防波堤に腰掛けて、ギター弾きながら晩酌。振りかえると劔。

5日は小川山に移動。
トポも無いので適当に登れそうな屋根岩3峰へ。
そしたら池田山とミキティに会った。
で、チッペのダッチオーブン豚肉塊を振る舞ったら、翌日にイチボローストビーフを御馳走してくれた。値段的には10倍違う。

肉部の部員としてそれなりに肉は食べてきたつもりだけど、今まで食べたことのあるローストビーフの中で一番美味しかった。本当に素晴らしい。これならミートスライサー購入も頷ける。
と言うことで、肉部活動がんばります。
一応、小川山の成果。
不如帰(5.12b): 2RP
都忘れ(5.12a): 2RP
松虫草(5.11a): OS
ピットタッチ(5.10c): OS
イングリット(5.10c): FL
オードリー(5.10b): FL
Love or Nothin'(5.10a): OS
ブリジット(5.9+): OS
マリリン(5.9): OS
前の週に早月尾根から本峰を偵察。
2日の夜に富山まで移動。
3日は馬場島で徒渉の確認と準備。

馬場島はちょうど桜が満開で地元の人たちがバーベーキュー。いい雰囲気。

全装備を持って登攀になるし、スピード勝負の計画なので軽量化が大切。
ビバークはしない予定なのでツェルトだけ持って35Lと20Lに納めた。
出発は4日の21時。
明るいうちに徒渉の確認はしていたので問題なく通過し、あとは雪で埋まったゴルジュをひたすら詰める。
二俣到着が24時過ぎ。
テント3張り。

荷物が軽いので予想より速い。
8時にR4を終え、12時に山頂を目指したい。このペースなら行けそうだ。
トレースに従って左俣を詰める。雪は締まっていて歩きやすい。
この時間にアプローチするのは良い戦略だ。
2時頃2700m。明らかに登り過ぎ。
月も沈み、壁の様子がよくわからない。右往左往しながら取り付きを探すものの確信が持てず。
しょうがないので明るくなるまで仮眠。

これまで参考にしてきた写真よりも氷が細く、暗い中では判別できないのも無理がない。
ベルグラの薄さと氷の細さから本当に登れるか心配したけど、時間をかければ登れないことはないでしょう。この時点で計画していた美しいラインのワンデイ走破は難しそうだと感じつつ、とりあえず登攀開始。5時。

チムニーっぽい立体的なクライミングやバランシーなベルグラやバーチカルアイスとか色々出てきて楽しい。どれもそんなに難しくはなくて、かと言って飽きちゃうほど易しくもなく、終始快適。
残置も要所にあるけど、アイスと岩でピッチは適当に切れる。同時登攀なんかも交えつつ、5ピッチぐらいでドームへ。

しかし頂上を目指すには遅過ぎた。すでに10時。雪が腐った状態で自分たちにとっては未知の劔上半部から本邦は危険と判断。ビバーク装備もほとんど無いのでこのまま気温が上がり切る前に下山することに決定。
残念だけど、実力も計画も準備も中途半端だった。

反省は色々あって、チッペとも話し合った。
ここに書けるほど単純ではないけど、僕たちに欠けている部分がしっかりと山に反映されてしまったように思う。このラインは必ずリベンジします。
腐った雪渓をボソボソと降りていると、王子とリヒト組が登ってきた。
こんな暑い中、よく登るよ…。夜のアプローチおすすめ。

彼らはR4から劔上半部を継続したらしい。
強いなあ。僕たちも頑張ろう。
14時頃馬場島着。17時間行動。

徹夜で行動した後の長距離ドライブは危険なので富山周辺の車中泊スポットを検索。
こうして見つけた滑川の道の駅が最高。全国からキャンピングカーが集まっていて、テントもちらほら。富山湾の防波堤に面していて、釣りとかBBQとか楽しむ人たちで賑わってました。
僕たちも防波堤に腰掛けて、ギター弾きながら晩酌。振りかえると劔。

5日は小川山に移動。
トポも無いので適当に登れそうな屋根岩3峰へ。
そしたら池田山とミキティに会った。
で、チッペのダッチオーブン豚肉塊を振る舞ったら、翌日にイチボローストビーフを御馳走してくれた。値段的には10倍違う。

肉部の部員としてそれなりに肉は食べてきたつもりだけど、今まで食べたことのあるローストビーフの中で一番美味しかった。本当に素晴らしい。これならミートスライサー購入も頷ける。
と言うことで、肉部活動がんばります。
一応、小川山の成果。
不如帰(5.12b): 2RP
都忘れ(5.12a): 2RP
松虫草(5.11a): OS
ピットタッチ(5.10c): OS
イングリット(5.10c): FL
オードリー(5.10b): FL
Love or Nothin'(5.10a): OS
ブリジット(5.9+): OS
マリリン(5.9): OS
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