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前穂北尾根日帰り

注:前穂北尾根は通常はロープ等で確保しながら登るバリエーションルートです。

先週、大キレットを超えて槍ヶ岳に走って登ったらとても爽快だったので、今週は前穂北尾根の日帰り山行に挑戦しました。
バスの都合があるので出発は上高地5時半、帰りはあんまり遅いのも嫌なので15時上高地発の新宿行きのバスを予約しました。
つまり行動可能時間は約9時間。
コースタイムでは涸沢まで約5時間、前穂頂上まで約6時間、上高地まで約4時間で計15時間です。ただし、北尾根はフリーソロなので2時間程度で突破できるでしょう。あとはコースタイムの半分ほどで走れば良いのでまあなんとかなりそう。

上高地から横尾は先週と同じく1時間ぐらい。
横尾から傾斜が出てくるとチッペが失速。先週は1時間で涸沢についたけど、今回は1時間半ぐらい。それでも十分バスには間に合うペースです。
このあたりから予報通り晴れてきて気持ちが良い。



涸沢で10分ほど休憩し、56コルに向けて登る。

IMG_1964.jpg

アイゼンは持っていないので不安定なガレ場を行かざるを得ないかと心配していたけど、雪渓左側の踏み後は安定していました。
僕は先週、槍ヶ岳山荘に宿泊しているので高度の影響は感じないけど、チッペは高度の影響もあってスピードは出ない。それでも安定したペースで登り続け、50分ぐらいで(9時20分)56コル到着。

体力的にきついのはここまで。
あとは楽しい空中散歩です。

IMG_1980.jpg

前穂北尾根は大好きなルート。
最高の展望と、安定した岩、高度感のあるクライミング。安定していると言う意味では西穂奥穂よりも安全に通過できる気がします(ただしルートファインディングが必要)。
快適に登って10時10分に頂上着。

IMG_1992.jpg

15時のバスは余裕で間に合うので下山はゆっくりと。
岳沢は登山者も多く、走れる状態ではありませんでした。

下山後は久しぶりに上高地でゆっくりと過ごしました。

a.jpg

登山には色々なスタイルや価値観がありますが、トレランは非常に合理的な登山スタイルだと感じます。
特に夏の北アルプスのような小屋が充実している山域であれば、テントを背負って登り、小屋の隣にテントを張る積極的な理由は少なく感じます。それよりも自分の実力に照らし合わせて計画を練り、装備を切り詰め、限界に挑戦する方がより魅力的な山行になる気がしています。
問題は、「トレランとフリーソロが非常に相性が良い(良すぎる)」と言う事。このあたりの駆け引きも面白くなっていきそうです。

今後もトレラン+クライミングのスタイルを追求してみようと思います。
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