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「守り抜いた医の灯」を読んだ

半年ぐらい前の話。
ベルファストに留学するにあたり、色々と情報を集めている時に、とあるブログに遭遇した。
Queen's University Belfast (今、僕がいる大学)で博士号取得を目指している日本の放射線科医のブログだった。
About a half year ago, I found a blog written by Japanese PhD student in QUB.

さっそくブログ著者のF先生に「僕も行くからよろしくー」とメッセージを送ったのだけど、過去のブログ記事を読んでいくうちに、なんだか凄い人だってことがわかってきた。まあ、海外の大学院に行くぐらいだから並では無いモチベーションと能力を持っていることは十分予測できたけど、実は並では無いどころか、日本を代表する研究者になるような人な気がしてきた。
(ちなみに僕は日本の大学院に所属しながら1年だけ海外で勉強する形なので、F先生のように海外の大学院で博士号を取得するのとは難易度も覚悟も雲泥の差です)
I sent a mesage to him like that; Hi! I'll go Belfast to study in QUB. I look forward to seeing you!

さて、実際にベルファストでF先生にお会いすると、とても気さくな方で、同年代という事もありすぐに打ち解けることができた。研究以外でも様々な方面への造詣が深く、話していて楽しい人だった。小学生の時は野球選手(ピッチャー)として全国大会で活躍、中学では三段跳びで全国大会出場という、元ガチアスリートっていうのも素晴らしい。
Soon after I met him in person, I get along with him.

そして、そんなF先生は「守り抜いた医の灯」という本を書かれている。そのことを僕は知っていたので「読みたいです!」と頼んだら、快くプレゼントしてくださった。
それが下の本。
で、読んでみて驚くことがたくさんあった。
The book shown below was written by him.



※以下は、本の内容とF先生との会話から、僕が適当に思ったことを書いているだけなので、F先生のお考えと異なる部分や、事実とは異なる部分も多々あると思います。ただ「僕がそう感じた」と言う風に解釈して読んでいただけると幸いです。

F先生は、医学部を卒業した後、福島県の病院で研修医生活を送った。
その病院は、震災で甚大な被害を受けた地域にありながら、なんとか病院としての機能を維持することができた「奇跡」の病院だ。
F先生は、「奇跡の病院の秘密」を探るために病院初の研修医として赴任した。その「秘密」がこの本に書かれている。
He spent several years as a resident doctor in a small hospital in Fkushima prefecture after the devastating earthquake hit the city. This book is focusing on how the hospital kept its functions during the disaster period..

ところで、そういう理由で研修病院を選択するとかあるの?
どう考えても「イバラの道」と言うか、道も無い「イバラの藪漕ぎ」で、それを突破したからと言って見返りがあるかどうかも全くわからないのに、そこに突入できる力はすごい。

原発に近い病院だったので、放射線に関する問題も多く浮上する。
そんな中、F先生は100ミリシーベルトを境に安全かそうでないかを決定することに疑問を持った。人によって放射線への感受性は異なるはずだから、1つの値で線を引くのはおかしいのではないか?
そこでF先生は、福島の被爆をより正しく評価したいと考え、放射線の研究者になることを決意。放射線研究の最前線であるQueen's University Belfastの大学院に入学した。
The hospital is located near the nuclear power plant destroied by Tsunami attack. He thought that each individual has different sensetivity to radiation and it is necessary to define new criterian of radiational insults. So he made up his mind to be a researcher and left Japan.

いやいや、普通だったら「もっと研究されるべきだよねー」ぐらいの考えで終わるでしょ。
ところがF先生は、その分野で最も高名な研究室に単身飛び込んだ。大学院生としてそこで3年間過ごす事は、人脈などを含めてかなり強力な武器を手に入れることになる。そして将来は放射線の歴史を塗り替えるような研究をし、人類に大きな利益をもたらすことにだろう。
自分がやりたいことをこれだけ明確にし、それもモチベーションが純粋に他者の為っていうのがすごい。
As he has a specific dream, he can work so actively. I learned a lot from the book and conversation.

僕も「自分の信じた道を進みたい」と思っているが、そのモチベーションはほぼ「自分の幸せ」だ。
自分の幸せを追求した結果それが社会貢献になるのであればとても良い生き方だな、って言うのが僕の基本コンセプトだけど、F先生の前では恥ずかしくてそんなことは言えない。

という事で、感動したので本にサインを書いてもらいました。

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この本は「書かれたエピソードを多くの人に知ってほしいから印税は貰わずに価格を安くした」らしいです。
そんな風に考えるんだなあ。
皆さんもぜひ読んでみて下さい。医療従事者でなくても十分理解できる内容です。

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F先生、今後の活躍を期待しております!
I am hopeing for his success!


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Belfast City Marathon で初マラソンに挑戦した

数年前から漠然とサブスリー(フルマラソンを3時間以内で完走すること)に憧れていた。憧れというよりは、アルパインクライマーならそのぐらいの体力が最低ラインなのではないか、と感じていた。

3ヶ月前にベルファストに来たてみたらトレーニング環境が充実していたので、日常的に走るようになった。
目標が欲しくなって調べてみると2ヶ月後にBelfast City Marathonと言うでっかい大会があることがわかった。ベルファストにおける東京マラソンみたいなものだけど、幸い抽選とかは無かったので、勢いで申し込んでしまった。

初マラソンでサブスリーを狙うつもりはなかったけど、ウェブ情報に従ってトレーニングを進めるうちに「自分はサブスリー圏内にいるのではなかろうか」と思い始めた。10kmを37分台で走りまだ余裕があったことで、「サブスリーを狙える」と確信した。

そして、今日が当日。

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調整方法もよくわからないまま当日を迎えた。回復のため、この1週間はまともに走っていないからすごく不安だ。
初マラソンなので荷物の預け方とか、シャトルバスとか、スタートラインの並び方とか、水の取り方捨て方とか、色々不安はあったものの、なんとかスタートすることができた。

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気温は7℃。僕は長袖シャツを選択したが、周囲はほぼランニング用のタンクトップだ。ますます不安になる。
とりあえず、3時間のペースメーカーにピッタリ付いていく。
作戦としては、ハーフまではペースメーカーに付いて、そこから少しずつ上げ、最後は苦しいだろうけど気合いでねじ伏せて3時間を切る。

10キロぐらい走って、給水。まだあまり給水する人が居らず、道に捨てていいものかよくわからない。念のため、ゴミ箱の近くで応援していた人に「捨てといて下さい」とか頼んだ(その後は、もう何もかも道に捨てまくった)。

当然だが、ペースメーカー付近は多くの人が走っている。
僕は4’15/kmでは殆ど息は切れないが、周囲にはけっこう苦しそうなランナーもいる。

「まだまだ余裕だ。このまま普通に走り切れそうだな。」

20キロまではそう思っていた。
様子が変わってきたのはハーフを超えてから。
今回のコースはアップダウンがそれなりにある。長い登りに差し掛かった時、僕は少しペースを落としたかった。だけどペースメーカーは(当然)そのままのペースで進んでいく。周りの選手も付いていく。しょうがないから僕も付いていく。

登りが長い。脚が重い。ねえ、ペース落としませんか?とか言いたくなる。
そんなことはできないので、黙々と付いていく。

と、今度は練習中にも何度か経験した脚(股関節)の痛みが襲ってきた。これはけっこうやばいヤツで、練習中にこれに見舞われたら即終了していた。
今回のレースで1番心配していたのがこの脚痛なので、NSAIDsを準備してきた。すかさず一錠内服。
しばらく我慢していたら、徐々に楽になった。反動が怖いー、とか思いつつペースメーカーに付いていく。

しかし、痛みのせいなのか、疲労のせいなのか、次の上り坂でついていけなくなった。
周りの選手はハーハー言いながらも、力強く登っていく。僕は心肺機能は余裕なのに、脚がどうしても動かなくなってしまった。
まあ、いい。下りになったら追い付こう。
こうしてズルリズルリと集団から離れ始めた。
ここからが地獄だ。
追いつくはずの下りでもスピードは上がらず、3時間集団は視界から消えていった。
たくさんのランナーに抜かれた。おじいさんにも女の子にも抜かれた。
悔しかった。
悔しかったけど、どうしても脚が動かない。

普段の練習では、僕より速いペースで練習しているランナーには殆ど遭遇しない。僕は3’40/kmで軽快に飛ばし、前にランナーが見えればここぞとばかりにスピードを上げて抜かし、優越感に浸っていた。LSDとかバカにしていた。そんなのこの10年間の山登りで十分同じ効果を得られている、なんて勘違いしていた。

それが今、5’00/kmに抜かされる。
抜き際に「頑張れよ」なんて声をかけてくれるランナーも多い。

…息があがって辛そうじゃん。僕は全然疲れてないよ。簡単に抜き返せるさ…

でも何もできない。ただ、徐々に離れていく背中を睨み付けるだけ。
自分の脚にイラついた。
息を切らして走りたい!練習の時みたいに大汗かいて、心臓バクバクさせて、死ぬんじゃないかってぐらい走りたい!
沿道の応援もウザかった。

…違うんだ、違うんだ、本当はもっと速く走れるんだ…

残り5キロ。
スパートをかけるランナーにどんどん抜かされる。
僕はもう、走っているのか歩いているのかよくわからない。

残り1.6キロ。
もう100回ぐらい立ち止まりそうになった。

ゴールが見えた。
最後の力を振り絞ってダッシュする選手たち。
僕はもう、そんなことはできない。未だに脚を動かし続けているのが奇跡だ。

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周囲の選手が笑顔で駆け抜ける中、2m前から歩き、顔を歪め、足を引きずりゴール。
一歩も歩けず、スタッフに誘導されながら脇の邪魔にならないところに倒れる。
脚全体が攣りそうで、どこの筋肉をどうすることもできない。
立ち上がると、NSAIDsが切れたのか、アドレナリンが切れたのか、痛くて歩けない。走っていた時は意識していなかったところもあちこち痛い。極度の筋疲労で痛いのか、関節とか腱とかが痛いのか、もうよくわからない。
とにかく歩けない。
NSAIDsを1錠追加し、なんとか荷物を回収してシャトルバスへ。

走り終わったら、肉でも食べながら美味しい酒を飲もう!

4時間前まではそう考えていた。
でも、もう、そんなことはどうでもいい。早く部屋に戻ってベッドに寝転がりたい。
ああ、なんて弱いんだろう。
(ま、シャワー浴びてちょっ休んだら、気力湧いてきて、普通に呑みにいったけどね)

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さて、僕のフルマラソンに対する認識は完全に間違っていた。
初めての経験だったので、レース展開、調整方法、レース中の補給方法とか、色々と改善点は有ると思う。
ただ、そういう問題では無く、完全なる実力不足を痛感した。

記録は3時間12分台だと思う。
これを「惜しい」と言う人もいるかも知れないが、僕の感覚では「遥か及ばず」といった感じ。ここからサブスリーまでは3段階ぐらいの小さな目標設定が必要になる気がする。
とにかく長距離のロードに耐える脚が無い!自分の脚がこんなに貧弱だったなんて。山での使い方とは違うのだろう。スピード練習は心肺に負荷がかかり「頑張った気分」にはなるが、地道な距離練習を疎かにしてしまった。エンジンばかり鍛えても、搭載するボディが僕には無かった。

今日のレースは非常に苦しく、また自分に対するストレスを感じるものだった。
だけど、出場して良かった。早い段階で、自分の弱点を見つけることができたのだから。
ロードレースを主軸にするつもりはないが、トレラン、また全ての山の基礎として、これからも走り続けよう。




ロンドンにラーメンと寿司を食べにいった London for ramen and sushi

I always spend fulfilling days in Belfast. The only thing I feel unhappy is ramen and sush.
ベルファストに来てから3ヵ月。毎日が非常に充実していて、大きな不満は特にありません。
ただ、ジムの帰りに「今夜は何を食べようかなー」と考えながら歩いている時に、ふと寂しくなる時があります。
選択肢が「イモ」か「ポテト」か「チップ」しかないのです。

So I decided to go to London to eat ramen and sushi.
そこで、ロンドンにラーメンと寿司を食べにいくことにしました。
ベルファストから飛行機で1時間ぐらい。他の移動とか含めても僕の部屋から数時間でロンドンの中心街に到着します。

First, I went to Ippudo which is a famouse Hakata ramen shop.
夜の8時ごろに到着し、さっそく「一風堂」へ。

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What a fancy restaurant! Ramen shop is usually a little bit dirty in Japan.
僕の知っているラーメン屋とはかけ離れた外観で、ちょっとたじろいでしまいましたが、入ってみましょう。
20人ぐらい並んでいましたが、お一人様は皆無。すぐにカウンター席に通されました。アジア人がカタコト日本語と英語で接客してくれました。

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I've never thought I would say "a pint of Asahi, please"
餃子とスペシャルラーメンとビール。
正直、全く期待してなかったのですが、餃子を一口食べて驚きました!美味い!
I was amazed that the ramen and gyoza were what I know in Japan!
なんなら日本にあっても美味い方な気がする。ラーメンは普通かな。でも、普通ってだけでも驚愕です。ベルファストにはラーメンという名のメニューはたくさんあるけれど、僕の知っているラーメンは存在しないので。

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合計で30ポンド(4500円)ぐらい。ちゃっかりサービス料もとられています。
周りが楽しそうにお食事している中、僕は通常のラーメン屋のペースで退出です。

Next day, I went to Bone Daddies which is not Japanese ramen shop but like a pub.
翌日は、ランニングやらお買い物やらをした後、「Bone Daddies」というパブ風のラーメン屋へ。
何軒か候補があって、廻ってみたものの、どこも混んでいて並ぶ気がしなかったのですが、パブなら入れないことはないでしょってことで行ってみました。
パブだけどラーメンが有名なお店のようです。

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実際に入ってみると、所謂パブとはちょっと違う気もしましたが、なかなか楽しいお店です。
まずはつまみと日本酒。そして締めにラーメンとビールという作戦。

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つまみはサーモンの刺身(フレッシュサーモン)を頼んだつもりが、なんか色々こだわりすぎた丼ものが出てきてがっかり。
味は美味かったけど、こういうよくわからん創作料理を食べたいんじゃないんだ。

気を取り直してラーメン。

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これは安心感のある美味しいラーメンでした。
日本にあっても普通に人気店になると思います(値段次第ですが…)。特に半熟煮卵は驚きの美味しさでした。
値段は覚えていませんが、全部合わせて6000円ぐらいだと思います。

Next, I went to So Restaurant.
さて、まだまだ時間はあるので、次は寿司屋を探します。
ラーメンは高いといってもたかが知れていますが、寿司の場合は洒落じゃすまされないような店もありそうなので注意が必要です。そういう店は予約無しでは入れないような気もしますが、1人だと空いてたりもしそうだし。
かと言って、ベルファストにあるような似非寿司屋に行く気は無いので、ちょうど良さそうな所を狙って「So Restaurant」へ行きました。

魚介天婦羅盛り合わせとビール。その後におまかせ8貫と日本酒。
天婦羅は、そんなに美味しくなくて「日本じゃやっていけないだろうな」というレベル。魚介じゃなくて野菜にすればよかったかな。
寿司は美味しかったけど、まあ、普通です。
でも、これといって違和感を感じることも無く、日本食を食べると言う点では満足しました。

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値段は全部で12000円ぐらいでした。もちろんサービス料もとられています。
価格だけ見れば日本の寿司屋と大きくは違いませんが、味はもちろんのことサービスの質も劣るように感じました。
フロアの店員が日本語でぺちゃくちゃお喋りしているし、その割に意思疎通ができていないし。日本でこの価格帯の店だったら有り得ない接客態度だと感じました。

そんなこんなで3軒の店に行きましたが、総じて満足でした。
ベルファストでは絶対に食べられない食事です。サービスのことも書きましたが、日本が良すぎるだけで、ベルファストの普通のレストランと比べれば、どこも細やかな気遣いのあるお店でした。

さて、次にロンドンに行くのは6月末の予定です。
日本から両親が来るので、日本食というわけにはいかないか…。

Dartmoorへ小旅行~後半(と登った課題一覧)~

イースター休暇を利用してDartmoorへ行きました。
初日、2日目の記録は前の記事をご覧ください。

2日目はあまり難し課題は登らずに簡単なのをたくさん登ったので、3日目は、V6(1級/初段)を登ることを目標に、Cuckoo Rockへ行きました。
2日目のBonehill Rockのアプローチ1分と比べ、Cuckoo Rockは20分。岩も大きめが多くて、中には下降にクライムダウンやジャンプを必要とする岩もあって経験者向けのエリアです。

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やさしめの看板課題をいくつか登りましたが、良質な課題が多いです。

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上の写真は「Sharp Arete Block」という非常に美しい岩です。
人が手前にいるので、小さく見えますが、実際にはけっこう迫力があります。一番人気は右カンテを登る「Sharp Arete」(V2)です。ちょっと緊張する高さと、見た目の美しさと、花崗岩らしいジムでは味わえないムーブと、易しすぎないグレードで、初心者の目標課題としては素晴らしいと思います。

こういった課題でアップした後、いよいよ目標のV6に向かいました。
今回目標として選んだのは「Dyno From Undercuts」(V6)です。
「肝は届くと信じること。アンダーから何マイルも上のガバフレークをつかめ!」なんていう魅力的なトポの記載と、無駄の無い岩のシェイプが気にいったので、この課題と向き合うことにしました。

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飛び出すアンダーも取りにいくフレークもガバなので、すぐに登れると思ったのですが、数センチ足りずに何回も落ちました。そのたびにフィンガーをきめている指の付け根が削られるし、叩く指皮は消耗するし、外傾気味のランディングを転がって色々痛めるので、メンタルポイントが徐々に減ってしまいます。

覚悟を決めて、思い切って距離を出したら、それでも届かず、これまで以上に指を傷めたので、終了。
あきらめて、ランニングに切り替えました。

Dartmoorは遺跡発掘で有名な所らしいです。
下の写真はランニングの途中でたまたま見つけたストーンサークルです。

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大きなストーンサークルは有名ですが、実はこのぐらいの小さなストーンサークルはDartmoor中にたくさんあります。ストーンサークル内で家族と犬がサンドウィッチを食べていました。遠くには馬も写っています。ほのぼのとした光景ですね。

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適当に岩を目指して走って、それっぽい岩があれば、登って、また走ってということを繰り返しました。
ストーンサークルの他にも、多くの馬と羊と牛に会いました。
完全に放任主義のようで、彼らは自由にその辺で草を喰ってます。

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子育てもその辺で勝手にやってる感じなのでしょう。
仔馬も仔羊もたくさんいました。夕飯にいただきたかったのですが、親羊が怒るのでやめました。

快晴で暑く、熱中症気味。だいぶ足も疲れてきたので、駐車場に戻りました。
まだ日暮れまでは数時間あったけど、これ以上、登る気にも走る気にもならないので、宿でビールにしましょう。

帰りの車の中で考えました。
適当に登った岩は、トポから課題を同定できたものもあるし、全くわからないモノもあった。どの課題も美しく、常に未知の状態を上部に残しながらトライできたので楽しかった。
でも、今日の目標はV6だったはず。
海外の知らない岩場、雄大な景色、ノーマット、オンサイト、ランニング、こういった要素によって、なんだか特別なことをしている気になっているけど、今日のクライミングに満足していいのか?何のためにジムでトレーニングしてるんだろう?本当に限界までトライしたのか?言い訳しても寂しくなるだけって、わかってるじゃん。

そっと車をUターンし、元の駐車場に戻ってきました。
傷めた指に入念にテーピングをまき、20分のアプローチを走り、再び「Dyno From Undercuts」に立ちました。
これまでは、一度も動画撮影はしていませんでしたが、この課題はとっておくことにしました。

何回か失敗して、「ああ、やっぱり無理か…」とネガティブになることもありました。
でも、ワントライずつ気付きがあり、「次はいける!」と前向きな気持ちを維持できました。

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そして完登。
ジムでのグレードから考えれば登れて当然の課題ですが、自分の弱さに打ち勝った気がして、なんだか泣きそうになりました。
おそらく、今後、一生来ることのない岩場です。今日、諦めていたら、この課題は永遠に登れなかったでしょう。

嬉しいついでに5kmほどランニングしてから宿に戻りました。
シャワーを浴びて、グビッ!最高!

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翌日は、Saddle Torに行きました。
上級者向けのエリアです。メインの岩は1つだけで、20本ほどの課題があります。そのほどんどがV8以上。また、メインの岩以外にも数個の岩があって、良質な課題が設定されています。

メインの岩はまあまあハイボールなので、僕の実力でトライできる課題はあまりありません。だけど、美味しいラインにV4の課題「Bjorn Again Extended Start」(V4)が設定されていたので、これを狙う事にしました。トポにも「finishは高いけど、それほど難しくない」と書かれていて、ノーマットオンサイトで狙うにはちょうど良い課題です。
核心は明らかに下部。上部は下からだとよく見えないけど、ホールドは多そう。しかし、落ちたらおそらく怪我は免れない。さて、どうしたものか。やるかやらぬか。
30分ぐらい悩んでいました。

ま、死ぬことは無いだろうし、飛び降りられる高さまでクライムダウンはできそう。
不確実なムーブさえしなければ、何も問題は無い。
ということでやりました。

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動画を撮ったのですが、上の写真のあたりで7分間悩んでました。
これだ!と言うホールドが無くて、逡巡してしまいましたが、充実感のあるクライミングができました。

あとは簡単だけどバエル課題とかやってこのエリアは終了です。

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そして、この後は2日目に行ったBonehill Rockを再び訪れました。
と言うのも、暑さで敗退した「The Wave」(V6)に再挑戦したかったからです。この日は涼しく、岩の状態は良いはずです。マット無しでは厳しいですが、有名課題なので誰かいるかもしれません。
しかし、残念ながら誰も居らず、下部を練習してみるも、やはりかなり難しくて諦めました。
そのかわり、マット無しでもトライしやすい「Slopey Traverse extended」(V5)を登って終了。

以上が、4日間のDartmoor小旅行でした。
おそらくDartmoorでボルダリングをした日本人はこれまで居なかったと思いますが、非常に良い所なので是非訪れてみて下さい。特に初心者におすすめです。「海外でクライミングなんてエキスパートのみに許されること」ってイメージがあるかも知れませんが、日本よりもヨーロッパの方が遥かに初心者フレンドリーな岩場が多いです。正直、日本のボルダラーはめちゃめちゃレベル高いです。どこの岩場に行っても3級以上の課題にトライしている人ばかりのように感じますが、DartmoorではV3を登れれば拍手喝采です。「ピクニックのついでに岩も登って遊んでいる」といった雰囲気です。
段以上を登る人がわざわざ行くような岩場ではないかもしれませんが、V11ぐらいまではあります。そういう課題はおそらくもっと涼しい時期にトライされているんだと思います。トポがウェブ上にアップされてるのも良いですね。

さて、暦の上での休日は終わりましたが、大学は今週はお休みです。
細胞の都合で、長期間の旅行はできませんが、この休暇中にまたどこかに行きたいものです。

☆登った課題たち☆
~Bonehill Rocks~
22 Slopey Traverse (extended): V5
10 Llama Farmer: V5
24: V5
17: V4
62 Rippled Wall: V4
14: V3
33 Perry's Traverse: V3
89 Hanging Crack: V3
3: V2/3
102: Greg's Dyno: V2
11: V1/2
55: V2
2: V1
27: V1
1: V0
28: V0
35: V0
36: V0
26: 4a
13: 3c
74: 3c

~Cuckoo Rock~
72 Dyno From Undercuts: V6
58: V5
35 Mercy: V4
1 Cracked Boulder Traverse: V2
8 Zealouse: V2
11 Sharp Arete: V2
26 Dynamic Arete: V2
55 Reach: V2
22 The Slab: V0
24 Cracke slab: V0
80 Flake Crack: V0
48: 3a
その他、不明のボルダー多数

~Saddle Tor~
4 Bjorn Again Extended Start: V4
27 Hnging Foot: V3
19 The Hidden Traverse: V4
11 The Funnel: 4c


Dartmootへ小旅行~前半~

イースター休暇を利用して北アイルランドを抜け出し初めてイングランドに来ました(ロンドンの空港を除く)。
目指すはDartmoor国立公園。ボルダリングが主目的、サブ目的がトレランです。



Dartmoorを選んだ理由は、

・ランディングが良いのでマットが無くても楽しめそう
・トポがウェブ上にアップされている
・走るのも気持ち良さそう
・暖かそう
・空港から近い
・アプローチの短い岩が多い

と言ったところです。

初日は移動で半日費やしてしまったので、Hayto Rocsと言う観光名所へ。

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Dartmoorはクライミングエリアとしてはそれほど注目されてはいませんが、観光名所としては非常に人気があります。
moorとは湿原のことで、dartmoorはイギリス最大の湿原です。、
広大な自然だけではなく、青銅器時代の岩を利用した神秘的な遺跡なんかも楽しめます。
また、シャーロックホームズの舞台になったり映画のロケ地になったりしてます。深い霧が有名で、独特の雰囲気を醸し出すようです。

宿は岩場の近くのB&B。

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ここが素晴らしい所でした。
部屋からの眺めは申し分ないし、朝食はボリュームたっぷり美味しいし、暖かいシャワーが出るし、併設パブも居心地が良いです。この記事もパブでビール飲みながら書いてるし。

2日目は、あばよくば朝ランしようと思っていたけど、気持ちよく寝てしまい、朝食の時間になりました。
朝食後は1番人気のBonehill Rockへいきました。宿から車で10分ぐらい。

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草原の中には所々岩が集まっている場所があって、そういう場所をRocks、顕著な岩塔をTorと呼びます。
Bonehillはアプローチ1分ということもあって、ウェブ検索では最もひっかかるエリアです。
雰囲気はニュージーランドのキャッスルヒルのようです。が、もっとコンパクトで、岩は同じ花崗岩ですがより粒子が荒いです。

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ちょうどトライしていた地元のクライマーが居たのでマットをお借りしてトライできました。
が、一手もできず。
地元クライマー曰く、「今日は暑すぎる。3グレード違う」とのこと。それを信じることにして、もっと易しい課題でお茶を濁しておきました。

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初心者も大勢来てました。
V0未満~V2ぐらいでも美味しい課題がたくさんあります。岩も低めなのが多いので気軽に楽しめます。

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あと、馬?ポニーがその辺にたくさんいます。
羊と違って逃げません。むしろ近付いてきます。餌とか狙ってるんだろうな。

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相変わらず、どこにいっても大きな犬が自由にお散歩しています。
この犬は使用中のクラッシュパッドを枕にして昼寝してました。クライマーが落ちたらつぶされるよ。

指皮を使いきる前にcall it a dayして、トポを買う事にしました。

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ウェブ上のトポで事足りますが、この場所がとても気に入ったので、目に見える形で本棚にトポを置きたいと思ったのです。
絵葉書やステッカーを買うように、気に入った場所のトポはいつも眺めていたいものです。
で、アウトドアショップに行ったものの売っていませんでした。
しょうがないから車で隣町まで行ったけど、そこにも売っていませんでした。
さらに遠くの街まで行ったけど、そこにも売っていませんでした。
クライミングジムならあるだろ、と思ってこの地区唯一のクライミングジムまで行ってみたけど「売り切れ」とのこと。
結局、トポは買えませんでした。残念。

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だけど、この辺の街はとても美しく、歩いているだけで楽しかったです。
初めてオーボエのストリートライブを聴きました。
なんだか石畳と赤レンガの街に、オーボエの陽気なメロディがマッチして、とても明るい気持ちになりました。

☆今日の成果☆
Flama Fata: V5
Slopey Traverse: V4/5
V4以下30課題ぐらい

明日はもう少し難しいのも登りたいなあ。
涼しいうちに頑張ろう!
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